第52話 エイルの涙と叫び

そこをアーシュはすかさず 宙に浮かせて置いた

光の魔法の剣を取り

アムネジアに斬りかかる!


アムネジアは よけきれずに 胸元近くを横に斬られる

「つうっ・・!」胸元の入れ墨の文様が露わになる

「・・殺してやる! 殺してやるよ!お前の望み通り 解放してやるさ!」


「覚悟しろ!」魔法の剣を振り上げるアーシュ


「だ・・ダメえええ! やめてアーシュ! お願い!」

エイルが目を覚まして 叫んだ!


「エイル」アーシュ


「エル・・エルトニア?」アムネジア・・アムネジアは黒い翼を身体にしまう


「ダメだよアーシュ・・アーシュの大事な妹・・テインタル王女なんだよ

たった一人残された 唯一の血族・・兄妹なんだから」


「悪いのは・・巨人族の王達・・アーシュの妹姫に 

彼女にあんな呪いの文様の入れ墨をした奴らだよ!


アーシュ 彼女は・・本当は悪い子じゃない」

泣きながら エイルは言う


「エイル」


「バカな子・・私なんて価値はないわ

貴方に酷い事をした私を許す?・・たいしたお人好しね

言ったでしょう? この入れ墨の魔法の・・呪いの文様に逆らえない

居たら アーシュ兄様と貴方を殺すわよ」


「魔法を封じる方法は きっとある

だから信じて・・戻っておいで 君の兄さん、アーシュの元に」


「無理・・」そう言って アーシュに魔法の剣で斬りかかる

今度はアーシュがよけきれず 腕を斬られる


「うっ!」アーシュ

「アーシュラン!」エイルは叫ぶ

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