第39話 バッシュ・ザ・ブラックナイト
初代黒騎士『ツーリー・パイドル』仕様、つまり年表的には『バッシュ』の最初期である。
一コマだけの回想シーンだが、『バング』と交戦しているということは『バング』は
『アルテン・サヤステ』つまり『バッシュ』の初戦であり敗北の一コマである。
そう…『バッシュ』の初戦は敗北なのだ。
シンクロナイズ・フラッターシステム、『エスト』と『バッシュ』を繋ぐ唯一無二のシステムを搭載されたMH、その最初の騎士は星団最強のMHとファティマ『静』に敗れた。
『エスト』が選んだ『ツーリー・パイドル』は引退した老騎士、『バッシュ』を扱うには経験豊富な騎士が良いと判断したのかもしれない。
見方を変えれば、実戦経験の無い『バッシュ』に経験を詰ませた?
この『エスト』は『バッシュ』のためだけに存在する『ファティマ』なのだ。
最強を覚えた『バッシュ』と『エスト』は2代目黒騎士を得て星団に名を馳せていくのである。
最も恐ろしく残酷なファティマ『エスト』全てはMH『バッシュ』を育てるためなのだ。
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