第32話【質問】皆様の疑問を答えたい! 6 筆を折らない為に

 こんにちはタカナシです。


 今回は桜月のえる様の質問です。

 


 わたし、10万文字の長編を書くのが苦手なのです。


 10万文字を目指して書くと、毎回、7万文字や8万文字で、

飽きてしまい、

 できるだけ短い時間で、10万文字書こうと、いつも思っていました。


 でも今回、心の声が、ものすごく作品や主人公(乙女ゲームのヒロイン)を攻撃するのです。

 飽きたというよりも、

 乙女ゲームの悪役令嬢が、気が強くて、自分の言いたいことをハッキリ言えるところが好きで、憧れているのに、

 書いている主人公(ゲームのヒロイン)が天然だったり、おっとりとしていて、自分のそういう部分が嫌いなので、嫌いという感情が強く出てしまい、

 それでも、「楽しく書く! 好きなもの(自然とか、お菓子とか、お茶とか、魔獣など)を書く!」と決めていたので、

 書く時は楽しめていたのです。


 でも、今日は自分の作品への攻撃が強すぎて、

 心が書きたくないと言い出してしまいました。

 攻撃する側も、わたしの心ですけどね。そういう時はどうしていますか?


 

 たぶん、質問内容は作家なら誰しもなる、『自分の作品は果たして面白いのだろうか?』という病なのだと思うのですが。


 一応、私の解決法ですが、この状態になるときは、だいたい、3つの原因があります。

 1、ストーリーが気に食わない。

 2、キャラクターが気に食わない。

 3、場面キャラクターが気に食わない。


 この3つですね。

 書けないときは、この3つのうちどれに当てはまっているのか考えるようにしています。個人的に最も多いのは2で次いで3、最後が1です。

 

 1つずつ説明していくと、ストーリーが気に食わないときは、分かりやすく終着点オチへたどり着けないなとなるので、終着点までの道のりを考え直します。これはすぐに見つかるので、書けない理由としては簡単です。(ただし簡単に解決できるとは言っていない(;^ω^))

 2のキャラクターは、私放っておくと、すぐに無難なキャラクターになり書いてて飽きるんですよね。そんなときは全てのキャラクターの長所or短所を探して、そこをバカじゃないのって思うくらい尖らせます。すると、行動にも説得力が出てキャラが勝手に動いてくれるんですよね。

 3、最後のはそのシーンに出ているキャラクターが謎や解決法に則していない場合ですね。例えば、敵が奇策を用意して向かってきたのに、そこに読唇術ができる仲間がいたら台無しになるじゃないですか。これは極端な例ですが、本当に些細なことで起きたりします。

 自作で例をあげると、前回のカクヨムコン参加作品、「ローカルキラーズ」ですが、主人公は基本無口です。で、最初の仲間にしようとしたのがたどたどしい言葉使いのキャラでした。私、急に書けなくなりました。さて、賢明な皆さまならお分かりでしょう。

 会話が成立しないっ! 敵は倒せるけど、小説的に何が面白いんだ? となり、仲間になる順番が最後になりましたw


 で、今回の桜月さまの件ですが、これは2番に思わせた1番のような気がします。

 たぶん、終着点に上手くたどり着けそうにないのではないでしょうか?

 作品を読んでいないので、なんとも言えませんが、一度、立ち止まって自作のどこが気に入らないと思っているのか考えてみるのもいいと思います。


 あと、これはプロからのお言葉ですが、そうなったときは、3日程作品から離れて、その後もう一度読み直すと何がいけないか分かるそうですよ。

 私はコンテスト中にそんな3日も離れている時間なんて捻出できないので使ったことないんですけどねw


 皆さまはこういう状況で筆が折れそうなとき、どうしていますか?


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~

本音コーナー

 ついでに、ちょうど昨日、私も自作が気に入らなくて、上記の方法で改善し書き直しているところです。

 10万文字も書くのはやはり辛いし得意ではないのですが、ある程度まで書くと、この子のストーリーを終わらせてあげなきゃ可哀そうだ。ってなって頑張っています。

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