第17話 無意味

どうせ無理。

君はいつだってそういう。

だとしたら、君はここにはいないから。

異次元の世界で、

さんざん大変な審査とか、

過程を経て、

君はやっとこさ、ここに来たわけで・・・。


たくさんの豚や牛の命を犠牲にして、

大きくなったわけでして・・・。


そんな、斜に構えて、

『あたしに似た人なんて、1000人はいる。

あたしが書くことなんて、もう1000人が既に書いている。

あたしは無意味』

って言うけど、

ちょっとずつ違うから、とりあえず、動いてくれないかなぁ。


人間って、70億もいるからさぁ、

好みが微妙に違うからさぁ、

イケメン好きも、ブス好きも、色々あるわけで・・・。


君の言葉しか、しみこまない細胞の大きさの持ち主が、

必ずいるわけで・・・。

だから、君には『書きたい』という気持ちがあるわけなんだから・・・。


今、君が、ここにいて、生きていて、

『それ』が湧き上がってきたのなら、

それは、素晴らしい奇跡だと思わない?

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