春の雪

足音あしおとを ころしてるや はるゆき


<解説>


 すっかり春らしくなってきましたが、まだ雪がぱらぱらと降ることがあります。


 その様子が、幕が下りてからあわてて舞台を去る役者のように見え、季節が変わってあわただしく逃げていく冬の残滓ざんしのようにも感じます。


 これもNHK俳句へ応募したものですが、採用はされなかったようです(汗)


 「場違い」なのは、ひょっとしてわたし自身なのかも(爆)

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