狼煙

楽園らくえんの なかからがる 狼煙のろしかな


<解説>


 天国のような楽園の中から、狼煙のろしが上がっているのが見える。


 「人間万事塞翁にんげんばんじさいおううま」ではありませんが、幸福を感じているときには不幸が、喜びを感じているときには苦痛が、気づかないうちにすでに忍び寄っているものだという、比喩ひゆとして思いつきました。

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