酒宴

あやかしも 鎮守ちんじゅやしろで 酒宴しゅえんかな


<解説>


 秋祭りも盛んな時期となり、わが家でも親戚がつどって、酒盛りなどしておりました。


 ところでわが家の裏庭からは、両腕を広げるような峰々みねみねが拝めます。


 その一角の山の頂上には、小さな鎮守ちんじゅやしろがあって、簡単な休憩所にもなっています。


 おりしも日が暮れてきて、山に巣食うあやかしたちもあそこの社に集まり、「さて、一杯やるか」などとぶっているのかな――ほろ酔いしながら、そんなことを考えていました。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る