「セント・トーマス」 ソニー・ロリンズ

<タイトル>


セント・トーマス


<収録アルバム>


サキソフォン・コロッサス


<アーティスト>


ソニー・ロリンズ


<解説>


 アメリカのテナーサックス奏者であるソニー・ロリンズの名アルバム「サキソフォン・コロッサス」の冒頭に収録されているインストゥルメンタル(歌のない楽曲)です。


 とても印象的なメロディを持っていますが、これはイングランドの伝承歌曲にもとづいています。


 それがのちにヴァージン諸島で子守唄へと転じ、ロリンズが幼いとき、母親が歌って聞かせたそうです。


 脳裏にこびりついていたことは想像にかたくないでしょう。


 聴けば勇気のわいてくるようなメロディで、こういうジャズもあるのかと驚かされます。


 先に述べたとおり、アルバム全体が秀逸な作りになっておりますので、まとめて一枚聴きたいところです。


 テナーサックスの響きが素敵な時間を与えてくれることうけあいです。

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