交響曲 第7番 「レニングラード」 ショスタコーヴィチ

<タイトル>


交響曲 第7番 ハ長調 作品60 「レニングラード」


<作曲者>


ドミトリー・ショスタコーヴィチ


<おすすめ音源>


クラウス・マケラ(指揮)

フランクフルト放送交響楽団


https://www.youtube.com/watch?v=GB3zR_X25UU&t=108s


ヴァシリー・ペトレンコ(指揮)

ロイヤル・リヴァプール・フィルハーモニック管弦楽団


https://open.spotify.com/intl-ja/album/5rOfdLKruVKDaamM03qhpO?si=kQDxSwwSS8akDRPILaP8Vg


<解説>


 旧ソ連の作曲家ショスタコーヴィチの、全部で15曲ある交響曲の中でも、スケールの大きさ、内容のぶっ飛び具合などで、異彩を放つ一曲です。


 とにかく疲れますが、一度は全曲とおして聴きいところです。


 有名なのは第1楽章でしょう。


 旧ソ連軍とナチスドイツ軍による、レニングラード攻防戦の様子が描写されますが、中間部ではラヴェルの「ボレロ」よろしく、2台のスネアドラムのリズムに乗って、ひたすら同じフレーズが繰り返されます。


 昔のCMですが、シュワちゃんがこのメロディに乗せて、「チチンプイプイ!」と歌っていたのが印象的でした。


 シュワちゃんはオーストリア出身ですが、この主題の元ネタも、オーストリアの作曲家フランツ・レハールのオペレッタから来ているといわれますし、奇妙な一致です。


 アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」でも使用されていた部分です。


 作曲された当時の社会事情はともかく、現代のわれわれにとり、楽しめる音楽といえます。


 ガンガン鳴らしてスカッとできるナンバーですね。


 紹介したマケラさんのライブはしばらく前からハマっております。


 またペトレンコさんのCDは全集になっていて廉価で手に入るので、この際まとめてショスタコにひたるのもよろしいかと。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る