「泥棒かささぎ」 ロッシーニ

<タイトル>


歌劇「泥棒かささぎ」


<作曲者>


ジョアキーノ・ロッシーニ


<おすすめ盤>


シャルル・デュトワ(指揮)

モントリオール交響楽団


https://www.youtube.com/watch?v=BpcHBKoXFqQ


https://open.spotify.com/intl-ja/track/3m8na3WzZ7Gdm6U4z9SHOQ?si=d3f7d2610fe24d0a


<おすすめ動画>


ボイアン・ヴァイデノフ(指揮)

マンハイム・フィルハーモニー管弦楽団


https://www.youtube.com/watch?v=KYfaKAIf-SU


<解説>


 序曲だけが有名ですが、オペラの内容はだいたい以下のとおりです。


 かさかぎという鳥が、お金持ちの屋敷から大切な銀の食器を盗んだが、メイドがやったのだと濡れ衣を着せられる。


 メイドはあわや処刑される寸前にまで追いつめられたが、誤解が解け、ハッピーエンド。


 けっこう、こわい筋書きなのですね。


 序曲の出だしのドラムロールは、「さあさあ、これから処刑がはじまるよ」という、大衆の好奇心をあおる描写にも聞こえ、ここにロッシーニの心理的なテクニック、あるいは彼自身の「闇」がうかがえます。


 村上春樹さんの小説「ねじまき鳥クロニクル」でも印象的に使用され、スタンリー・キューブリック監督の映画「時計仕掛けのオレンジ」の乱闘シーンでの使われ方も、絶妙なチョイスでした。


 ロッシーニはクラッシック作曲家の中でも珍しい「ネアカ」タイプですので、単純に聴いていて楽しくなります。

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