各部署紹介

前書き

二話連続投稿になりますのでご注意ください。


名無しの強化兵さん

戦争も終わったことだし、そろそろ纏めを作ってもいいんじゃないか?


名無しの強化兵さん

なんのだよ。


名無しの強化兵さん

時系列を整理しようと思ったら、途中で頭痛くなるからやめといたほうがいい。


名無しの強化兵さん

だいたい特務のせい。


名無しの強化兵さん

そうそう。一人で戦局ひっくり返した奴がいる戦争とか纏められねえよ。


名無しの強化兵さん

いや、纏めるのは戦争の時系列じゃなくて被害者の会。


名無しの強化兵さん

!?


名無しの強化兵さん

キタ――(゜∀゜)――!!


名無しの強化兵さん

被害者の会キタ――(゜∀゜)――!!


名無しの強化兵さん

それはそれで纏められねえだろw


名無しの強化兵さん

軍全体が被害者じゃんw


名無しの強化兵さん

まあ主要なところだけやってみようぜw


名無しの強化兵さん

これは大変なことになりましたよ……


名無しの強化兵さん

ではまずは俺らか。


名無しの強化兵さん

栄光ある第一強化兵中隊・ご存じ俺ら。戦争中期から終結まで、恐らく最も振り回された部隊。安保保安部のトップがよく分からん栄達を夢見てその手段として作り出したはいいけど、危惧した元帥に取り上げられた。元帥有能。


名無しの強化兵さん

薬物強化、機械強化、遺伝子強化など真っ黒も真っ黒な兵士達が所属。とはいえ当時の末期的戦況を考えたら生み出されるのも致し方ない。それでも焼け石に水以下だけど。


名無しの強化兵さん

当然常人を遥かに超える身体能力を有しており、元帥は英雄特務大尉を戦死させないために優秀な俺らを部下に付けたとさ(まだ特務に対して皆の理解が浅かった)


名無しの強化兵さん

ところがどっこい俺らは分からせられた。そして常人どころか人間じゃない特務星人に、なんとか部隊行動で随伴できたのが運の尽き。戦争後期はほぼずっと特務と行動する羽目になり、無限労働地獄を見てしまった。


名無しの強化兵さん

ただし、戦死者ゼロの精鋭中の精鋭なのは客観的事実。軍の実働兵力としてはまさに最高だった。


名無しの強化兵さん

終戦後、大統領と軍司令部の指揮下で極秘精鋭部隊として活動中。特務見てるか。俺らは元気でやってるからよ。


名無しの強化兵さん

ぜってえ生きてるから夜空に報告しないでいいぞ。


名無しの強化兵さん

んだ。


名無しの強化兵さん

特務指揮下の艦隊と合わせて通称地獄の三辛危の一角。


名無しの強化兵さん

うーん波乱万丈。


名無しの強化兵さん

特務に引っ付いててよく生き残ってたもんだ。


名無しの強化兵さん

何度死ぬかと思ったか……。


名無しの強化兵さん

疲労で。


名無しの強化兵さん

大真面目にタコの銃弾で死ぬより、特務に過労死させられる可能性が高かった。


名無しの強化兵さん

今となってはいい思い出。


名無しの強化兵さん

続きまして技術部。


名無しの強化兵さん

人類連合軍技術部・ガル星人の技術を解析するため奮闘していた人類連合の屋台骨。ただし、開戦初期の人類は敗北に敗北を重ねていたため、ガル星人の銃器すら一つも入手することができず、焦燥感だけが広がっていた。恐らくガル星人技術の現物が手に入るなら、悪魔とだって契約してやると思っていたことだろう。


名無しの強化兵さん

??「安心しろ。俺は悪魔ではない」


名無しの強化兵さん

まあ、どちらがマシかは議論の余地があるね……。


名無しの強化兵さん

そこへ初手でいきなりぶち込まれた全長9kmの決戦旗艦級戦艦リヴァイアサン。待望の現物は完全に人類の物差しからはみ出していた。


名無しの強化兵さん

当然技術部は阿鼻叫喚となり、全人員のみならず偉い学者先生も総動員された結果、一時は人類最高の英知が結集した部署だった。そして戦況的に悠長な時間をかけて解析することもできず、明かりが消える日はなかった。


名無しの強化兵さん

その後も英雄特務大尉の善意によって、定期的にガル星人の最新兵器が送られていたため、技術部は常に歓喜の涙を流していたとか。ただし、恐らくザ・ファーストのテコ入れがあったとはいえ、リヴァイアサンを解析しつくしたのは称賛に値する。


名無しの強化兵さん

なお終戦後もリヴァイアサンのモンキーモデルの解析で死にそうになってる模様。


名無しの強化兵さん

あれジズ級って名前になるみたいだな。


名無しの強化兵さん

三辛危の一角。


名無しの強化兵さん

成仏しろよ。


名無しの強化兵さん

安心しろ。多分戦死者は出てない。多分。


名無しの強化兵さん

友達はカフェインだっただろうなあ。


名無しの強化兵さん

ずっ友やろ。


名無しの強化兵さん

じつは特務の善意に俺らも絡んでるのは内緒だ。


名無しの強化兵さん

続きまして兵站部。


名無しの強化兵さん

人類連合軍兵站部・文字通り兵站のエキスパート。戦争最初期の大混乱と脱出、中期からの反撃、そして最終のガル星人領域の遠征軍まで一度も兵站の破綻を招かず、冗談抜きに人類連合軍で最も有能な部署。


名無しの強化兵さん

なのだが、要請する側の人間の中に行けるところまで行ってみるとマジで言った奴がいるので振り回され続けた。


名無しの強化兵さん

すっげえよな。送れるだけ送ってくれとか言われたら血管ブチ切れる自信があるわ。


名無しの強化兵さん

よくぞまあ兵站を維持し続けたもんだ。


名無しの強化兵さん

終戦後は特務の訳の分からない領収書を処理するため一苦労したとか。


名無しの強化兵さん

地獄の三辛危最後の部署。


名無しの強化兵さん

続きまして新兵器開発部。


名無しの強化兵さん

人類連合新兵器開発部・実は技術部と業務が被ってるせいで一緒に思われてるけど別部署。文字通りガル星人に対抗するための新兵器を開発する場所である。


名無しの強化兵さん

特務の二代目機動兵器であるバード、三代目バハムートを開発したところで有名。初代のチキンレースはマール大学で有名な星で作られたので別口。


名無しの強化兵さん

しかしながらバードは特務の要望を満たしていたと言い難く、何度もリテイクを食らっていた。噂では最終プランとして、特務にミサイルを括りつけるプランが存在していたとか。


名無しの強化兵さん

ほんまかいなw


名無しの強化兵さん

草w


名無しの強化兵さん

まあ乗りこなすやろ(適当)


名無しの強化兵さん

ミサイルにハンドル付けとけの精神。


名無しの強化兵さん

結局バハムートの完成には星系連合の協力が必要だったが、それでも“あの”特務が満足する機動兵器を開発したのは称賛されるべきだろう。


名無しの強化兵さん

特務の要望書『弾は避けるから装甲はなくて大丈夫です』


名無しの強化兵さん

終戦後はバハムートを博物館に寄付するために活動をしていた模様。彼らの思いは彼らのみが知る。


名無しの強化兵さん

続きましてザ・ファースト。


名無しの強化兵さん

ザ・ファースト。聞いた話では特務にぶっ壊されてああなっちゃった人? 機械の頭を柔らかくするなんて特務は流石だなあ。尊敬しちゃうなあ。


名無しの強化兵さん

冗談はさておき、ちょっとだけ壊れちゃって技術的な特異点と化しているようで、ザ・ファーストの性能に達した超高性能AIは現在でも再現できていない。


名無しの強化兵さん

政治・経済・軍事等に密接に食い込んでるようで、ザ・ファーストが存在しなかったら人類連合は内側から崩れ落ちてたかも。現に直接コンタクトするには大統領でも複数のチェックが必要なほどで、特務の相棒に相応しい重要人物? と言えるだろう。


名無しの強化兵さん

そうだね。特務を相手するのも複数のチェックが必要だからね。


名無しの強化兵さん

複数のチェック(常識)


名無しの強化兵さん

なお特務自身はそのチェックをガン無視してザ・ファーストと直接話してました。


名無しの強化兵さん

手間だからしょうがない。


名無しの強化兵さん

流石は相棒だなって♡


名無しの強化兵さん

これはつーかーの仲ですわ。


名無しの強化兵さん

終戦後は……知らね。適当に人類の未来を守るため暗躍していると思われる。


な名無しの強化兵さん

きっと世のため人のために頑張っていることでしょう。


名無しの強化兵さん

続きまして元帥。


名無しの強化兵さん

人類連合軍元帥・特務が好き放題する原因を作ったと言っても過言ではない諸悪の根源。人類存亡目前の緊急事態だからこそだが、初期の特務のやらかしを不問にしたせいでそれがずっと続いてしまった。


名無しの強化兵さん

客観的には英断も英断でも、振り回された側にしてみれば堪ったものではない……が……本人も大いに振り回されたせいで胃薬が手放せない体に。


名無しの強化兵さん

運命の日の艦隊決戦で死守艦隊を指揮して、自分が死ぬことも算段に入れてた漢元帥と、特務に振り回されてしわしわになったお爺ちゃんは全く別の状態なので注意が必要。


名無しの強化兵さん

終戦後の今現在は軍を再編中。退役できるのはいつの日か。


名無しの強化兵さん

そうか。いつか元帥も退役するのか……。


名無しの強化兵さん

いつかな。


名無しの強化兵さん

まあ元々お爺ちゃんだったからなあ。


名無しの強化兵さん

続きまして軍曹。


名無しの強化兵さん

人類連合軍軍曹・ネットミーム。以上終了。


名無しの強化兵さん

wwwwwwww


名無しの強化兵さん

しゃあない。それ以外に説明できねえもん。


名無しの強化兵さん

全人類連合軍軍人の共通認識だからね。仕方ないね


名無しの強化兵さん

真面目にやるか。人類連合軍・軍曹可哀曹(:_;)


名無しの強化兵さん

変わってねえよw


名無しの強化兵さん

これぞ伝統のお約束。


名無しの強化兵さん

お約束の中のお約束。


名無しの強化兵さん

これがないと宇宙時代の掲示板は始まらない。


名無しの強化兵さん

まあ100年は続くだろうな。


名無しの強化兵さん

全人類の共通認識だからね。仕方ないね。


名無しの強化兵さん

ついに軍人どころか全人類に(:_;)


名無しの強化兵さん

大真面目にやっとくか。人類連合軍軍曹・星の数ほどいる人類連合軍の軍曹だが、例の軍曹といえばあのお方だけ。


名無しの強化兵さん

戦争初期の大混乱期に活躍した人物のため、人類の反撃から本格活動した俺らとの接点はほぼない。が、それでも全員が知っている。


名無しの強化兵さん

それもそのはず。なんとあの特務が個人的に連れまわすほど人類最高の兵士の一人なのだ。


名無しの強化兵さん

惑星メルで特務がレジスタンスを指揮していた頃からの付き合い。現地編入ということで軍に加入した特務の指揮下で右腕として活躍。これだけでもはっきり言って異常の一言。


名無しの強化兵さん

その後は人類の撤退を援護するため各惑星を転戦。リヴァイアサン奪取作戦(海賊戦法)にも名を連ねており、参加者十一人にしか与えられていない“夜明け”勲章を授与されている。


名無しの強化兵さん

人類の反撃時期には特務が望んだこともあってセンターで教官として勤務。見方によっては間接的に多くの教え子達が、特務以上の戦果を上げて人類を……上げたかな(。´・ω・)?


名無しの強化兵さん

そこで疑問符が付くからやっぱあの天然ヤバい。


名無しの強化兵さん

やったことだけで言えば百万人の兵より上だからな。


名無しの強化兵さん

リヴァイアサン奪取時のやけくそサーイエッサーは伝説。でも偉大な人物。終戦後の現在でも教官職に留まっている模様。


名無しの強化兵さん

一回だけ会ったことがあるけどやっぱ圧がとんでもない。普通にやられると思った。


名無しの強化兵さん

ネットミームだけどガチの英雄だからなあ。


名無しの強化兵さん

最後に殿堂入り。


名無しの強化兵さん

殿堂入り。ガル星人・通称タコ。四本の手と二足で本数が足りないながらタコそっくりなことから呼称された。滅ぼした文明と命は全く計測不能。恐らく軍事力という点では宇宙最強の勢力の可能性があった。


名無しの強化兵さん

戦争初期から人類を圧倒。センター制圧どころか人類滅亡すら確実視され、箱舟計画で人という種を逃がす算段が実行されていた。


名無しの強化兵さん

しかしながら雑魚種族人類で旗艦級戦艦の実戦テストをしようとしたのが運の尽き。よりにもよって彼らガル星人ですら二隻目を作れなかった至高の芸術を特務率いる部隊に奪取された。


名無しの強化兵さん

そこからあれよあれよと転落人生。どうにかして特務をぶっ殺そうと企むが全て失敗した挙句、しまいには星ごと爆破しようとするもなんか危ないという理由で回避されたことも。


名無しの強化兵さん

情報部の解析の結果、ガル星人が唯一認識できていた知的生命体が特務であることも発覚している。ガル星人の長ったらしい論文の結論が人類ではないというもので、特務星人支持者の俺らと同じ結論であり一読の価値あり。


名無しの強化兵さん

最終的に人類に支配地域を奪還されただけではなく逆侵攻を掛けられて全滅。詰ませたはずのゲーム盤を無効宣言した特務にぶん投げられ、息絶えるまで殴られた。


名無しの強化兵さん

これは殿堂入りの風格。


名無しの強化兵さん

あの天然がお前らゼロにするからって明確にぶっ殺す宣言したっぽい殿堂入りだからね。


名無しの強化兵さん

突如田舎惑星にタコ絶対殺すマンが!


名無しの強化兵さん

とりあえずこんな感じかな。


名無しの強化兵さん

せやな。他にもきゅっとされた司令官とか他にもいっぱいいるけど。


名無しの強化兵さん

纏めてみると酷すぎるw


名無しの強化兵さん

人類が生き残るために必要な犠牲やったんや。


名無しの強化兵さん

はえー。俺らも必要な犠牲やったんやなあ。


名無しの強化兵さん

せやな(適当)


名無しの強化兵さん

それじゃあ最後の締めを。


名無しの強化兵さん

多分、段々となくなっていく締め。


名無しの強化兵さん

本人もそれがいいって喜んでるだろ。


名無しの強化兵さん

んだな。軍人の名前を連呼しないで済む世の中を目指しとったのは間違いない。


名無しの強化兵さん

せやせや。


名無しの強化兵さん

だが被害者の会会員として敢えてやらせてもらうぞ!


名無しの強化兵さん

特務!特務!特務!


名無しの強化兵さん

特務!特務!特務!


名無しの強化兵さん

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