41缶目 楽しいだけがそばにいてくれたらいいのに


黒で塗り潰して幻あのときの情熱

積み上げられた書籍の向こう側に見えた

項垂れた天使

転職希望の絶望

温もりに埋もれる怠惰な心は夢に任せて

ただ眠っていたいだけ


出口は何処かへの入口

わかっていたでしょそんなこと

ご褒美ないとできないの?

ご褒美あってもできないの

羨ましいほど素直な気力と再会するまで

ただ眠っていたいだけ


充電式の心臓の美しさはガラスケースの中

時々鑑賞して胸焼けして確かめる嫌気

考えて絞り出すようになってしまった

潮時

ずっとを願う言葉の空虚さ知ったから

ただ眠っていたいだけ


なにものぞまないで

ただ眠っていたいだけ

ただ眠っていたいだけ



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