ウォール・オブ・グラス 作・有明榮への応援コメント
セリフと地の文のバランス、やり取りや仕草からうまい小説だなぁと思いましたが、展開もうまかったです、少し驚きました。そうか、鼻腔を満たすのはワックスの匂いになるよなぁ……とひとりごちたり。笑
好きと言ってもらえなくても 作・藤野遠子への応援コメント
かわいい歌とまざって、ハッとさせられるような鋭さを孕んだ歌があって、とてもよかったです。以下、好きな歌と感想です。
そこで寝ちゃ駄目だよ、君は気を抜くとすぐに尻尾が出ちゃうんだから
かわいいです。純粋にファンタジーっぽく捉えて読むと、ジブリ調の映像が流れました。
難しい顔で何度も頷くね おいしいものを食べた時には
いますね、いますいます。苦々しいような表情から、美味しいとか、美味を表すグッドサインが出るギャップがいいですよね。人物が鮮明に浮かぶ歌って魅力的です。
夕焼けが君の眼鏡に光るから後部座席で恋に気づいた
恋の芽生えを爽やかに描いた歌。あまりに爽快で3回ぐらい連続で文字を追ってしまいました。個人的には最推しでした。素敵すぎる。
こう見えて冬は一人で海に行くし人に見せない歌だってある
好き。すごい。
君の歌 作・紫水街への応援コメント
君の歌の「君」が1人じゃなくても素敵だけど、むしろ「君」の対象が1人としたら、ここまで色んな瞬間を歌にできる「君」の深さがいいなと思うので、君は1人として楽しませていただきました。
importの歌たちの切れ味が凄まじかったです。「髪切った?」と数1で〜の、表現を選ばずに言えばちょっとうざい感じのわたし(またはぼく)がいいな〜可愛いな〜と思いました。こう見ていくと案外「君」よりも主観であるわたしへの魅力に、惹かれる歌なのかなとも思います。