第1話への応援コメント
企画参加ありがとうございます。
本当の呪いはラストのおばさんの言葉のような気がしますね。
未来は見えない。
そして、やってくる未来が幸せなものであるとは限らない。
人蛭という言い回しに、充実した社会制度というものの闇を感じました。
作者からの返信
この度はご高覧を真にありがとうございます。
発達障碍への無理解や疾病利得を巡る問題などを織り込んでみた作品ですので、今回のご企画に合致するかと思い参加させて頂きましたが、条件に見合いましたでしょうか?
呪いは、悪意ではなく無理解や、問題の単純化(無関心)からも発生しうると私は考えています。
頂いたご感想、執筆の励みにさせて頂きます。本当にありがとうございました。
第1話への応援コメント
主人公の、初めは自身を卑下する内容から始まり、後半になるにつれ、それは鳴りを潜め、替わりに他者を卑下する心情が披露される。
主人公だけではなく、他の登場人物もそうですが、自と他を見る目、置かれた状況によりころころと変わる人の心情とは、真に不思議なものと思わされました。
それぞれの登場人物の言動が絡まり、作り上げられたこの物語は、人の心の動き、在り様を炙り出し、それを見たわたしは、ゾッとするものを、見せ付けられた気が致しました。
読み終わった後は、言葉に出来ない、異様な、気味の悪い黒いもやもやが、床に黒くへばり付いたガムや、呪詛のように、心に纏わりついたような感覚です。
こう言った物語が、丁寧に書き込まれており、その丁寧さが、狂気をより際立たせている気が致しました。何とも言えない嫌な気分にさせられまして(笑)、そして、それがこの物語の魅力だと思います。
たいへんおいしゅうございました。
作者からの返信
この度はご感想を真にありがとうございます!
同じ出来事が違う視座を得ることによって全く異なる意味を持つ、という仕掛けを楽しんで書きましたので、ご評価頂けて作者として冥利に尽きる思いです。
読後の後味悪さを味わって頂きたくて執筆した作品ですが、もしそれが成功していたなら無上の幸いです。
頂いたご感想を糧に、また執筆に取り組ませて頂きます。
本当にありがとうございました。
第1話への応援コメント
拝読致しました。
文章が達者で引き込まれました。
田舎の閉塞感、劣等感の塊の自分、子供の傲慢といった我が身を振り返るような事柄が描写されていました。
令和の時代とオレンジ党の挿絵のような情景、1992年に起きた或る町での連続不審死など様々なイメージがわき、刺激を受けました。
ただ発達障害が呪いのトリガーとして、暗澹たる未来として示唆されただけで障害者本人の苦悩が見えないことは寂しいと思いました。
また障害(基礎)年金は(発達障害など)医師の初診及び診断書、保険料の納付状況が揃えば受給できるので、本文中の「ガラスの破片で片目潰したりして」のくだりが余計にネガティブに感じられました。
この作品がいつごろ執筆されたものかは存じませんが、私の感想としては障害云々によって作品の可否を問うつもりはございません。読了の引力を秘めています。
ある人曰く「変態には変態の辛さもある、思い出もある」。
余計なお世話かもしれませんが、誤字・表記ゆれをご報告申し上げたい。
※本文冒頭の終わりのほう
『裕二君は、【発達障碍】の疑いがあります』 【】内
二段落後では【発達障害】とあります。
※11章(◆10個目)2行目
【気色満面】飛び跳ねる。 →喜色満面? 本文冒頭では喜色満面となっている。
純文学的な作法で表記を変えているのでしたら、お手数ですが、この応援コメント自体削除して頂いて結構でございます。
作者からの返信
この度はご高覧、並びにご感想をまことにありがとうございます。
〉ただ発達障害が呪いのトリガーとして、暗澹たる未来として示唆されただけで障害者本人の苦悩が見えないことは寂しいと思いました。
本作では、発達障碍に対する外側の無知、無理解を描きたいと思っていて、敢えて障碍者本人の苦悩は推察するしかない状態に留めておきました。
また同様のジャンルの作品に挑戦してみたいと思っていますので、その時には当事者の苦しみを正面から描いてみたいと思っています。
ご指摘頂いた「障碍」と「障害」の表記揺れですが、医師は「障碍」と発言し、主人公は「障害」と安易に受け取ることによって、主人公の無知や無理解を表現しようと思い表記を変えてみました。細部まで丁寧に読み込んで頂き、本当にありがとうございます。「気色満面」の方は全面的に私のミスの誤字でしたので、訂正しておきました。ご報告をありがとうございます。
〉「変態には変態の辛さもある、思い出もある」
含蓄のあるお言葉ですね。勉強させて頂きました。
作品はこの夏に執筆した現代を舞台したものですが、作中のモデルが、私が幼少期にみた過疎地の田舎の光景ですので、少々時代にそぐわない光景も多いかもしれません。
大変ご丁寧なご感想とご意見をありがとうございました。自作を振り返り、次はより良い作品を書けるよう精進いたします。
第1話への応援コメント
夏だ!ホラーだ!からきました。
ええと、物凄く最後が後味悪い(褒めてます)ですね。
ウーアのような人は、時々いますよね。
これを読んで、あれも天然でやってるんじゃないのだろうかと悩んでしまいました。
大きな駅などでは増えたり減ったりしますが、なぜ減るのでしょうね(寒)
良かったら読み返しにきてくださいね