天秤論～能力者達の礎～ 高校編

第1話 それぞれの道

時雨「俺の名前は、しぐれ。

どこにでもいる高校生さ。」

今年、入学した雷門高校(らいもんこうこう)。

授業は、普通の高校と変わらない。

ただ1つ違うのは、rank制度。

そう、ここは、特殊能力のある者のみが

通える学校となっており、rankもSSrankから

最底辺のCrankまで勢揃いしている。

更に言うと、この学校に通う生徒は、

一般人、妖精族、魔法使い族の

3種族にわかれている。

一般人とは、人間から産まれた子を指す。

妖精族は、代々この街を護る、精霊みたいなもの。

魔法使い族は、白魔道士と黒魔道士の2種があり、

2千年前の白魔道士と黒魔道士の戦争で勝利した

白魔道士が集まった種族である。

中でも、一般人から、高校三年生の、

「龍崎 武瑠(りゅうざきたける)」という

rankSの超エリートがいる。

龍崎 武瑠 能力 触れたものを透明化させる。

その能力だけじゃ、そんなに凄くはない。

しかし、透明化させた者を洗脳する事が出来る。

とても、恐ろしい能力である！

妖精族からは、「貴船 凛(きふねりん)」

という子が三年生でrankSのエリートである。

貴船 凛 能力 瞬間治癒能力

触れたものの怪我を一瞬で治しちゃう！

無くなったものまで再生させちゃうよ！

魔法使い族からは、三年生の

黒岩 雀(くろいわすずめ)がrankSSである。

黒岩 雀 能力 物体の具現化 消滅

自由自在に好きな者を創り出す。

そして、勾玉という魔法使い族のみに

与えられた武器を使って、触れたものを

消滅させちゃう物凄い魔法使い族である。

これは、俺がrankSSになるまでの、

波乱万丈なストーリーである。