第6話 部活救助活動 (∀`*ゞ)テヘッ

「私たちを助けてくれませんか?」


理事長室を出て教室へ戻ろうとすると、後ろから誰かに声をかけられた。赤い名札をつけている。えっと、、、青が1年で黄が2年だから赤は―――


響歌「3年生、、、先輩が私にどうかしましたか」


「いえ、ただ少し気になりまして、、、私は籠谷茉奈かごたにまな 3年バスケ部部長です。」


籠谷、、、珍しい苗字だな。てか、気になったってやっぱ女装だよな、、、

響歌「私は唐松響歌といいます。それで、、、気になったというのは」


茉奈「いえ、なんでもクラスメイトさん方曰く、あの美人理事長と姉妹で運動神経抜群、頭脳明晰、超美人と三拍子そろっていて、みんな惚れちゃうわ!、、、とお聞きしまして」


響歌「は、はぁ……」

ハッ俺そんな噂たってんの、、、いやまぁ昨日運動はって聞かれたからそこそこできると返したんだがなぁ、、、てか男だぞ俺、知ってんだろ、、、ん、そういやそういう話題は一切来なかったなぁ、、、ん、先生確か、姉妹じゃなくて?て言ってたよな、姉ちゃんはアンケートみたいなので了承済らしいけど現に姉妹ってことになってるし、、、待てよ、、、ヤバい嫌な予感しかしない!


茉奈「ちょっと、聞いていますか?」


響歌「あ、えとその、すいません考えごとしてました」


茉奈「はぁ、、簡単に言うと、、、その、、バスケ部に入部してほしいんです!」


響歌「……………へ?」



いきなりの部活動勧誘に少し焦ってしまったが、先輩曰く、部活の練習試合があるらしく、選抜の1人がインフル、もう一人はその少し前に辞めてしまったそう。人数もギリギリで、出る人がいないとのこと。全く、今6月だよ、、、インフルはないぞ、、、



「それで、、、お願いできますか?良ければもう一人、あなたに紹介してほしいのですが、、、」


「はぁ、、、」

紹介と言われましても、お友達いないし、第一男子一人って、しかも女装してるんだよ!いやに目立ちたくないんだけどなぁ、、


「その、、、ダメ、、、ですか?」


先輩、、、反則です。上目遣いはホントに反則です。けど、ここまで頼まれてるし、ほっとけないよなぁ、、、


「分かりました、入部はちょっとまたの機会にですが、助っ人としてならいいですよ」


「ほ、本当ですか!?ありがとうございます!!入部しないのは少し残念ですが、助っ人参加、感謝します!」


「いえ、練習試合まで、できることなんでも手伝いますので、何かあれば言ってくださいね。あ、それと、練習試合っていつですか?」


「えと、来週日曜です。あ、連絡しやすいように、連絡先交換しませんか?」


!!これは、、、人生初、連絡先交換のチャンス到来!!そんなの断る理由がない。お友達の証を具現化したような宝物を、こんな自分が交換できるなんて、、

追われるのは嫌だが、、、なんか感謝、、、


「唐松さん!もう、さっきからぼーっとしないでください、で、交換しませんか」


「す、すみません、もちろん!!交換しましょう!」


「は、、はい、、」


「あ、すみません、初めてなもので、」


「ふふっそうですか。じゃ、パパっとやりますね。スマホ貸してください」


俺が自分のスマホを渡すと、慣れた手つきで操作していく。すげ、スマホマスターかよ(ただ連絡先を好感してるだけです)


「はい、できました、って、アイコンの男の子?誰ですか?」


なんで疑問符付くの、どこからどう見ても男でしょ


「それ俺なんですけど」


「そんな冗談はいいですよ。」


「いただから俺だって」


「………え?」

イラっとしていて発言した後に気付いた、、、姉ちゃん、、、嫌な予感的中ですか?


「嘘、、、唐松さん、、、男?え?え?」


やばい、、、、、平野さんのことやおれの事情よりヤバい、、、先が豚箱行きルートの未来が、今目の前に現れたのだった


「えと、、、バレちゃった!てへっ……」


―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

どうも遅れましてすみませんアナザーです。

色んな方の作品を見てたら遅れてしまいました、、、いいわけではありません

1年後受験なんでべんきょうで投稿できない日が多くなりそうですが、こんな私の作品を見てくださる方のために頑張っていこうと思っています。不定期になりそうですが、次の話も見てくださると嬉しいです!!いいわけではない、、、

ではまた~







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