THE DEVIL [Extra edition]

烏丸千弦

◎BONUS DISC

TR-01 ~ TR-13 + Hidden track

TR-01 - Come Together

 その二人連れを見かけた瞬間から、気になっていた。


 日曜日、ランチタイムメニューはもうすぐ終了という時刻。そのふたりは店の表側に設けたテラス席に坐り、グリルドチキンのセットを注文していた。

 聞こえてきたのはまず英語、それから注文をとる店員に向けられた流暢なチェコ語だった。俺は空いたテーブルのビアマグや皿を下げながら、その席をそっと横目で盗み見た。

 肩のあたりまである、緩やかにうねったライトブラウンの髪。意志の強そうな太めの眉と、初秋の空のようなブルーヘイゼルの瞳。俺の好みのタイプとはまったく違っているが、まあ、誰が見てもハンサムと評するだろう顔だった。おまけになんというか、表情が豊かで雰囲気に華がある。話している様子は朗らかで感じも良く、頗る好青年といった印象だ。

 一緒にいる華奢な奴はこっちに背を向けているので顔は見えないが、頷いたり笑ったりしているのか、無雑作に跳ねさせたくすんだ金髪を繰り返し揺らしている。

 なんとなくその席から目を離せないまま、俺は積んだ皿を持ってテーブルのあいだを縫って歩き、店内に戻った。


 俺が働いているこのホスポダは朝の十一時から出しているランチタイムメニューが人気で、プラハへやってきた観光客向けのガイドブックに掲載されたこともあり、けっこう繁盛している。

 この日も、ついさっきまで店の中はもちろん外のテラスまで客が席を埋めていて、俺は忙しく動きまわっていた。料理が好きなので本当は厨房で働きたいのだが、まだカウンターの中で簡単なメニューを作ったりドリンクを出すくらいで、基本的にはホール担当だ。が、暇なときに厨房を覗いて作り方を覚えようとしていたおかげか、最近は賄いを作らせてもらえるようになった。

 だが客に出すものでは、まだまだ切って盛りつける以上のことはさせてもらえない――スヴィチュコヴァーSvíčkováグラーシュgulášも、何度レシピどおりに作ってみたってこの店の味にはならない。煮込み料理はシンプルが故に難しい。


 テラスで空いたテーブルを拭きながら俺は好青年のほうを時々見やり、あんな顔をした奴がヴォーカルだといいんだろうな、などと考えていた。

 参加していたパンクス系のバンドをちょっと前に辞めたばかりの俺は、友人と新しいバンドを作るべく、メンバー探しをしているところなのだ。既に決まっているメンバーは俺を含めて三人。ひとりは近所に住む、ルネというガキの頃からの悪友で、もうひとりはひょんなことから知り合った元サッカー選手という経歴を持つ、友人になったばかりの男だ。

 プラハにあるサッカークラブに勧誘されてパリからやってきたというドリューは、仲間となかなか打ち解けられず、その所為か実力を発揮できないまま調子を崩してクラブから退き、他へ移ることもなくふらふらしていた。褐色の肌を持ち、ブレイズにした長い髪を束ねたドリューは背も高く、スポーツマンらしい筋肉質な躰つきをしているのにとにかく気が弱い。いや、弱いというのとは違うのかもしれない――控えめで、良く云えばおとななのだ。真面目だし、礼儀も正しい。ルネとは真逆だ。

 ルネは、いくつになってもガキの頃のままなにも変わらず、いつだってなにかをごまかそうとしているみたいにへらへらとふざけている。そのうえ目立ちたがり屋で、自分がいちばん注目されていないと気が済まない性格だ。

 ルネはバンドをやろうという話になったとき、ヴォーカルは自分だ、俺が歌うと宣った。が、試しに歌わせてみると音程だけはかろうじて合っているという程度で声も良くなく、とてもじゃないがヴォーカルというバンドの顔であるポジションを任せられるほどのものではなかった。

 俺はドリューにいい声をしているんだから歌ってみたらどうだ? と云ってやったのだが、奴はとんでもない、と首を横に振った。そのかわり、自分はギターが好きだし少しは弾けるからやらせてくれと云ってきた。

 控えめで遠慮がちなドリューが自分で弾けると申告するのだからそこそこ自信があるのだろうと、俺はテストもしないままそれを了承した。もしもたいして巧くなかったとしても、彼なら目標のためにこつこつと努力を続け、必要なスキルを身につけるだろうと思ったのだ。

 俺は正直云うと賭け事以外でスポーツを観たことはないのだが、プロと呼ばれる域に達した選手は無条件に尊敬している。

 俺は当然ドラム担当だ。リヴォン・ヘルムにドン・ブリューワー、ドン・ヘンリー、カレン・カーペンターなど、ドラムを叩きながら歌うミュージシャンはけっこういるが、俺は別に歌いたいわけじゃないし、叩くことに専念したい。

 つまり、少なくともあとヴォーカルとベースが必要なのだった。ルネは、ヴォーカルがだめでもとにかくバンドには参加するつもりらしく、ギターでもキーボードでも、なんでも曲によってやってやると云った。奴は器用ではあるのだ。なんでもある程度はすぐに熟し、そして人並み以上にならないうちにすぐ飽きる。悪い癖だ。だがこの際贅沢は云っていられないと俺は思い、ならベースをやってくれと頼んだ。

 しかし、奴はそれを嫌だと云った。ベースなんて地味だ、目立たない、音だってあまり聞こえない、と。俺はルネをバンドに入れることを一瞬やめようかと思った――こいつは音楽を全然わかっていない。だが、俺はそうしなかった。なんというか、ルネは俺にとって出来の悪い弟のようなものなのだ。

 それに――ある出来事が原因で、どこから飛び降りようか、それともヴルタヴァ川に沈もうかと迷うほど俺が酷い精神状態だったとき、ずっと傍で支えてくれた存在でもあるのだ。だから俺は、どんなに呆れることがあってもルネのことを見離しはしない。そう決めている。

 そしてルネは最近よく聴いている音楽に影響されて、どういう路線のバンドをやるかすらまだ決まってないにも拘わらず、機材を誰かからもらったと云ってターンテーブルを回し始めた。俺はあまり趣味ではなかったが、まあこういう今時の味付けがあったほうが聴き手には受けるかもと、好きにさせることにした。


 話を戻そう。

 昼の二時を過ぎ、店の外壁に掛けてある黒板に書かれたランチタイムメニューを消しながら、俺はなんとなく気にし続けていた好青年くんがビアマグを片手に歌を口遊んでいるのを聴いた。俺はその曲に聞き憶えがあった――確か、〝 Happy Togetherハッピー トゥゲザー 〟だったか。旧い曲だ。黒板を綺麗に消し、夜向けのメニューに書き直しながら、俺はますますあいつがヴォーカルだったら、という思いを強めていた。抑えた声で口遊んでいた程度ではあったが、聞こえてきたその声はややハスキーだがとても伸びやかで、魅力的だった。

 それになにより、やはり見た目が良かった。


 バンドのヴォーカルは、そこそこ歌えれば続けているうちにどんどん声はでるようになるし、声さえ良ければあとはわりとどうとでもなる。ビートルズにしてもローリングストーンズにしても、決して感心するほど歌が巧い、というわけではない。ジョンとポールはそれぞれの声と相性の良さによるハーモニーの絶妙さ、ミックはあの誰にも真似できない独特なスタイルが、それぞれ魅力なのだと俺は思っている。

 となると、バンドのフロントマンとして重要視すべきは、やはりビジュアルだ。身も蓋もない言い方になるが、どんなに歌が巧くたって見た目が悪ければロバート・プラントやジョン・ボン・ジョヴィ、カート・コバーンにはなれない。


 俺と同じか、少し下くらいの歳に見える好青年くんは、ランチを食べながらなにやら楽しそうに話していた。さっき聞こえたのはイギリス風の気取った英語だったが、観光客という感じではなかった。

 注文はチェコ語でしていたようなので、ひょっとしたら留学先から帰国した学生とその友人とか、そんなところかもしれないし、チェコ語を勉強しているだけのただの学生かもしれない。案外プラハの住人だったりするかもしれないし、使いそうなチェコ語だけを勉強してきた観光客かもしれない。――確実なのは、こうしてあれこれ考えていたってなにもわからないということだけだ。

 メニューを書き終え、俺はチョークを握りしめた。このまま中に戻って仕事を続けているあいだにあのふたりは食事を終え、帰ってしまうだろう。

 どうする? 駄目で元々だ。いつもクルージングバーでやっているように声をかけてみるか――否。俺がゲイだということを感づかれるのはまずい。ふつうに……いや、ふつうに声をかけるってどうやるのだろう? まずは近くに住んでいるのかどうかを探るために、観光ですか、などと訊いてみようか?

 それはいいかもしれない、と俺は思った。だが、それを尋ねるためにどういうふうに近づけばいいのかが問題だ。既に周りのテーブルは片付けてしまったし、グリルドチキンもスマジェニースィール Smažený sýr ももう食べ終わりかけていて、ビールのおかわりもしそうにない。俺は焦った。なにか追加で注文してくれればいいのだが――と、そこまで考え、俺は妙案を思いついた。

 俺は追加の注文があったふりをしてオーダー票を書き、厨房に通した。すぐに出せるものをと思って選んだボイルドポテトは思惑どおり一分と待たずに盛りつけられ、俺はその皿を持ってまたテラス席のほうへ向かった。

 幸いふたりはまだその席にいた。見れば皿もビアマグも空で、金髪のほうがマットーニを飲んでいるだけだった。間に合った! と俺はほっとしながら、そのテーブルにとん、と皿を置いた。

「はい、お待ち。ボイルドポテトね、ご注文は以上で?」

 いつもどおりチェコ語で、お決まりの台詞を俺は云った。ここまではこれでよし、問題はここからだ。案の定、好青年くんは首を傾げ、俺を見た。

「頼んでないぞこんなの」

「……あの、頼んでないです。このテーブルじゃない」

 好青年くんは英語でそう云い、金髪のほうがチェコ語で丁寧に云い直してきた。俺は内心で舌打ちをした――好青年くんのほうはどうやらチェコ人ではないらしいとわかったからだ。

 さて、どうしたものかと俺は顎を掻きながら考えたが、とりあえず今度は英語でこう返した。

「――いいや、サービスだ。面倒だから食ってくれ」

 どうせ行き場のないポテトだ。あとからキャンセルがあったとか聞き間違いだったとか、なんとでもごまかしようはある。店主に文句を云われたとしても俺が払えば済むことだ。ポテト代くらい奢ってやるさ、と思っていたら――

「ありがたいけどもうそろそろ行くし、ちゃんと注文したテーブルを探しちゃどうかな」

 なんて欲のない奴らだ。ふつうは、こりゃあついてると喜んで食っていくぞと俺は思った。すかしたイギリス英語といい、きっと育ちのいい坊っちゃんなのに違いない。

 ふたりはなかなか皿を下げない俺を、怪訝そうに見つめている。俺はその視線に居心地の悪さを感じながら、用意していた台詞を云うことにした――たぶん、イエスと云われて終わる気はしていたが。

「――あんたたち、観光客か?」

「え? ……いや、違うけど、それが?」

 予想に反して、答えはノーだった。

「観光客じゃないのか。でもあんたはチェコ語は話せないようだな、学生?」

「どっちでもないよ、なんなんだよいったい。――テディ、もう帰ろう」

「え……」

 しまった。思っていたのとは違う返答に希望の光が差した気がして、つい無遠慮に訊いてしまった。むっとした様子で席を立とうとする好青年くんに、俺は焦った。

「待ってくれ、気分を悪くさせたなら謝る。……さっき、あんた歌ってたろ。それで気になったんだ――」

「歌?」

 こうなったらもう、正直に云ってみるしかない。俺は、まだ不愉快そうに眉をひそめている好青年くんにああ、と頷き、率直に尋ねた。

「――あんた、バンドで歌う気はないか?」

「バンド?」

「ああ。今、募集中なんだが、まだ三人しかいないんだ」

 思いがけない言葉だったのだろう。顔を見合わせるふたりに、俺はらしくもなく、言い訳がましく付け足した。「その、もしもこの辺に……プラハに住んでるんじゃなきゃ難しいだろうし、そうならしょうがない、諦める。ヴォーカルがまだいなくて……、あんたみたいに顔がイケてて良い声をしてる奴なんかなかなかいないから、ダメ元で声をかけたんだ。驚かせてすまない」

 好青年くんは途惑ったように、俺と金髪くんのあいだで視線を彷徨わせていた。どういう返事がかえってくるかとその表情を窺いながら、俺は初めて金髪くんの顔を見た――伸ばしっぱなしの所為か不潔そうに見える、泥水を被ったようなくすんだ金髪の陰には、まるで人形のような整った顔が隠れていた。が、目が合うとそいつはぎごちなく表情を硬くして俯いてしまった。

 好青年くんとは対照的に、なんだか陰気くさい奴だと俺は思った。――だが。

「……バンドって、どういう感じの?」

 英語でそう尋ねてきたのは好青年くんではなく、その金髪のほうだった。

 誘いたいのはおまえのほうじゃないんだがな、と思いながらも俺が答えようとすると――

「おいテディ、そんなこと訊いてどうするんだ。バンドなんて、そんなことやって遊んでる暇はないだろ」

 好青年くんがそう云って、話を遮った。

 テディと呼ばれた金髪くんは「でもルカ――」と、真剣な顔で話し始めた。好青年くんはルカというらしい。

「バンドはともかく、こんなふうに声をかけてくれた人を邪険にするのはよくないよ。俺たちプラハここに知り合いもなにもいないんだから……それに、バンドだって俺、少し興味あるよ……。そりゃ、仕事を探さなきゃいけないのはわかってるけど」

「仕事を探してるのか?」

 俺が思わずそう尋ねると、彼はこっちを向いて答えた。

「うん。実は……俺たち七区にアパートメントを借りて、住み始めたばかりなんだ。それで毎日職探しをしてるんだけど……なかなかみつからなくて」

 そのとき店の中から店主、つまり俺の雇い主であるトマシュが顔をだし、「ユーリ!」と大きな声で俺を呼んだ。俺が「悪い、休憩に入らせてくれ!」と返すと、トマシュは呆れたように肩を竦めて中に戻っていった。

 それを見届け、俺はじっくりと口説き落とすつもりで椅子を引き、腰を下ろした。

「いいのかよ、クビにならないか?」

「もうピークは過ぎてる、大丈夫だ。……話を戻すが、ちょっとでも興味があるなら一度他のメンバーにも会って考えてみちゃくれないか」

「いきなりそう云われても、バンドなんて今までにやろうと思ったこともないし……っていうか、ほんとに俺ら、そんなことに付き合う時間はないよ」

「いや、はあると思うね……仕事を探してるって云うが、あんたチェコ語、話せないんじゃないのか?」

 俺がそう確かめると、好青年くんはあからさまにむっとした表情になった。

「……今、勉強中だ。ドイツ語ならできるし、ハンガリー語はネイティヴスピーカーだよ。チェコ語もすぐにぺらぺらになる予定さ」

「そうか、そりゃ失敬。……だが、バンドのことは真剣に考えてみたほうがいいと思うぜ? もちろん他の奴とも会って、音も出して歌ってみてもらわなきゃならないが……うまくすれば、仕事のこともそれで解決する」

 俺がそう云うと、ふたりはまた顔を見合わせ、小首を傾げた。

「……どういうことだ?」

「此処いらにはバンドの生演奏を聴かせるクラブや、ジャズバーなんかがたくさんあるんだ。店によってジャンルの傾向もいろいろで、曜日によって違ったりするところもあるが……バンドをやればそれで稼げる。言葉も学歴もなにも要らない」

「生演奏のクラブ……」

「……確かに、演奏するのに学歴は要らないな」

 どうやら少しその気になり始めてくれたらしい。手応えを感じ、とりあえずここはあまりしつこくせず、逃げられないようにと慎重に、俺は言葉を選んで続けた。

「まあ、音楽のことだから趣味もあるだろうし、無理にとは云わない。けど、とにかく一度会うだけ会ってみないか……新しい友達ダチができたくらいのつもりで、気楽に」

「……どんな曲をやるの? ジャンルは?」

 金髪くんのほうにそう訊かれ、俺が「ロックだ」とだけ答えると、ふたりは顔を見合わせた。好青年くんのほうはまだなにか考えこんでいる様子だったが、金髪くんがなにか云いたげにじっと見つめていると、やがてしょうがないなというふうに頷いた。

「わかった。いちおう、会うだけならいいよ。いつ?」

「いつでもかまわない。なんなら、今夜でも」

「今夜? ……うん、別に、俺たちはオッケーだよ」

 職探しをしているくらいだ、なにも予定はないのだろう。思ったよりもとんとんと話は進み、早速今晩会うことに決まった。

 俺の仕事が終わる八時頃にまたここで、と約束を交わし、俺たちは遅ればせながらお互いに名乗って握手をした。

 ついでに訊いたところによると、ふたりは此処プラハに来る前はブダペストに、更にその前はロンドンにいたらしい。なにやら訳有りの匂いはするが、好青年くんは見るからに育ちが良さそうだし、別にやばい感じはしない。その点は大丈夫だろう、と俺は思った。問題児なら、どのみち既にいる。

 ルカとテディという、新しい仲間になるかもしれないふたりが肩を並べて帰っていくのを見送りながら、俺はすっかり冷めてしまったボイルドポテトを指でつまみ、口に放りこんだ。









"𝖳𝖧𝖤 𝖣𝖤𝖵𝖨𝖫 [𝖤𝗑𝗍𝗋𝖺 𝖾𝖽𝗂𝗍𝗂𝗈𝗇]"

◎𝖡𝖮𝖭𝖴𝖲 𝖣𝖨𝖲𝖢/ 𝖳𝖱-𝟢𝟣 - 𝖢𝗈𝗆𝖾 𝖳𝗈𝗀𝖾𝗍𝗁𝖾𝗋

© 𝟤𝟢𝟤𝟢 𝖪𝖠𝖱𝖠𝖲𝖴𝖬𝖠 𝖢𝗁𝗂𝗓𝗎𝗋𝗎

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