理由

さて、僕は彼女の何処が好きなのだろう?

難しいが冷静に考えてみよう



単純な理由だが、きっかけはやはり美人だったからだろう

仕事柄、女性の知り合いは多い

その中でも彼女が美人であった事は間違いない


では、断トツの1位だっただろうか?

僕は補正がかかっているので、世界中の誰よりも美人だと断言する

でも、当初はどうだっただろうか?

他にも美人と呼べる女性は数多いたはずである


では何故彼女なのか?


それは距離感だったと思う

職務上割と近い場所で、仲間にも恵まれて交流を持つ事ができたからだろう

普通はそこまで

仲の良い関係だけで終わるのだろう

それが既婚者同士の会社の同僚


では何故その次の段階に進んだのか?


それは彼女がフランクで人当りが良い事

それを僕が自分への好意だと受け取った事に他ならない


ここが分岐点


今でも僕は彼女が僕に好意を持ってくれたと思っている

これは彼女に否定されようが曲げられない僕の感情なのだ


美人


これに好意が加わって


僕に好意(興味)を持ってくれる美人、に昇華したのだ



そして実に久しぶりに、僕は異性をデートに誘った

何故か断られない自信があったのは謎だが、僕は勇気をだして誘った

そして受け入れられた


その後は果敢にアタック


手を繋ぎ

グループから独立しデートを重ね

告白


告白は多分、彼女がこの地から離れる事がわかっていたから出来た事だろう

そうでなければヘタレな僕は、もっともっともどかしいアプローチしかできなかっただろう


その後、信じられないくらいお互いに好きになり

彼女からのサインを感じ取れない僕だったり

彼女に積極的な行動をさせてしまったり


彼女は多分、逢瀬を重ねる中で背徳感を感じていた時期がある

僕はソレは感じ取っていたが、伏して待った

そして彼女はその背徳感を乗り越えてくれた


美人

僕に興味を持ってくれる

真面目

天然

器用

女の子らしい

姉御肌

聡明

可愛い

甘えん坊

じらして来る

凛として

綺麗な肌

小悪魔

気が強い

頑固

魔性

僕を好きになってくれた

色っぽい


自分でも驚くくらいに好きなところをスラスラ言える

その中でも僕が一番好きなのは


僕に興味を持ってくれた




ただ、もし彼女が残念な容姿でだったらこんな事にはなっていない

綺麗事だけで恋愛は語れないのだ


なので


僕に興味を持ってくれた美人な姉さん


これに尽きる




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