春一番吹く
寒さが緩んだ
暖かい休日
陽の明るさに
誘われて
散歩に出る朝
そろそろ
春一番の風が吹くらしい
通りかかった公園
冬にはまばらだった人も鳥も
はしゃいでる
こんにちは
梅が咲き始めましたね
ハッと振り向けば
梅がたしかにほころんで
顔見知りの青年に
声を掛けられ
どきりとしたのは
この前彼に
泣き顔を見られてしまったから
あの冬はもうすぐ去って
新しい季節になるんだね
春が来る
元気そうで良かったです
青年はにこりと笑った
梅が咲いた
泣いて凍えた冬は
遠くなった
春風が悲しさを包んで
彼方へ運んでいく
風巡る季節は希望を
連れて来るみたい
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。