文学

 文学というヤイバの前に

 裸のこころをさらすことは

 やたらめったに傷つくことを

 意味していた


 創作という火群ほむらの前に

 純なるこころをさらすことは

 紅蓮に燃え盛るほのおに立ち向かうことを

 意味していた


 深くなればなるほど文学のヤイバは

 痕跡を残し決して消えず

 消えず衰えず燃える創作のほのおは

 魂と身を焦がしてもなお消えず


 喜びでまた深く燃ゆる

 怒りでさらに勢いが増し

 哀しみが己を突き動かし

 楽しみが永遠かと思うぐらいに続かせる


 文学創作の魔力に取り憑かれ

 エネルギーをついやし

 枯れずに消えない


 意欲と鍛錬と楽しむ力

 エネルギッシュにダイナミックに

 時には繊細に

 書くのだえがくのだ


 私が強く私であろうとするために

 あなたがより強くあなたであるように


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