鞠灯籠

　竹で編まれた

　鞠灯籠（まりどうろう）


　湯出（ゆいづ）る、の地に

　浮かぶ

　まん丸

　明かり


　鞠灯籠の

　優しい

　淡い

　光が

　心も

　視線も

　奪う

　見惚れてる


　川のせせらぎ

　揺蕩う

　灯籠

　照らす

　旅館街


　かの地は

　幻想の炎（あかり）に包まれり


　湯気と

　鞠灯籠


　人が作る

　自然が作る

　調和と

　神秘さ





  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう！

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録（無料）

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る