流れ星

 流れ星流れて

 なにを願おうかと思った時には

 もう空には跡形もなかった


 また流れ星が流れたものだから

 もうなにも考えずに

 ただ星が浮かぶ空を

 仰ぎ見眺めた


 シンと冷えてる

 手はかじかむのに

 次の流れ星を

 待ってしまった


 そして

 また一つ

 漆黒の闇に

 煌めく流れ星


 あぁ

 流星群でしたか


 携帯電話の画面に

 君からのメッセージ


『一緒にはいられないけど

 同じ空を眺めよう』


 次はいつ会えるだろうか

 星には願わない


 叶わなかったら

 淋しいもの


 美しい瞬きが

 ただ慰めてくれる

 それだけで





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