アンカーをいただきました 『流れ狸は街に辿り着いた』
https://kakuyomu.jp/works/1177354054935404790
早速ほめちぎっていこうと思います。
まずですね。
この『流れ狸』はあらすじ欄にある通り街の設定(わたしの書き物によく出てくるやつ)を踏襲していただいているのですが、ひとつ、まず最初に、あんびさんが凄すぎる点をひとつご紹介します。
ここ数日~数週間、わたしが街の設定について悩んでいたものがあります。
『大学をどこに建てるか』です。
この街における大学の設置目的と舞台としての意味付けは「兵器開発兼研究所」で、研究の関係上、失敗したときに街が吹っ飛ぶようなところにはどうしても配置できなくて。かといって、郊外という設定にすることもできず(『ライトロードコンクルージョン』でもわずかにふれたのですが街の回りは環状道路と幹線道路で、都心部に繋がっている)。
どうしよう大学どこに置こうってずっと考えていまして。『駅前の公園』でも研究所の存在を公開したのですがまだ大学をどこに置けばいいのか決まっていなくて大学ではなく専門学校という設定になってました。
そして。
今回。
あんびさんが凄すぎる点。
大学が出てきたんですよ。
あんびさんの『流れ狸』に。
素晴らしすぎます。
これで、街の設定がひとつ更新されました。
あんびさんのおかげです。
大学は、街から百キロ以上離れた山の中腹(狸が追い出されたであろう山間)になりました。
大事なことなのでもう一度言います。
あんびさんのおかげで大学の配置が決まりました。
ありがとうございます。
ごめんなさい話が逸れてしまいました本筋の『流れ狸』について。
ああ逃げて終わりか。切ないなあ。でもまあ捕まらなかっただけましかなあ、なんて思いながら、アンカーショットを打つために1話に戻って設定確認のために読み返してみたら。
やられました。
まさか1話の一番最初がこうなっていたとは。
初読で気付けない絶妙な、本当に絶妙なぼかし加減。
最高でした。やられました。
二回読むのを強くおすすめします。
というわけで、アンカーショットを打って続編的な感じで作品を書いたのでそちらもどうぞ。あんびさんのアンカー元作品の良かったところをさらに抽出して濃度を挙げました。一部列挙します。
・『大学』の設定を更新し街の遠いところに大学を設置、武器開発所として登場(なんとなく友情出演『なーが』 https://kakuyomu.jp/works/1177354054922364210/episodes/1177354054922364465 )
・悪役の組織や筆致が魅力的だったので、そのまま宗教法人として再構成。狐の化け物に
・真朱がとてもかわいかったのでたくさん動かしました(終盤2話)
こんな感じです。話自体は元からあった『第五空間戦闘』や『第五空間戦闘(変性)』の兵器開発話を流用し、ガイア理論と関連付けて「地球よりも真朱が大事」というフレーバーを添えました。
と、アンカーの話はひとまず置いといて、『流れ狸』のほめちぎりポイント三つ。
ひとつめは最初に挙げました『大学』について。
ふたつめは、悪役の筆致です。
わたしの書き物にはスタンス上あんまり悪役が出てこないあるいは出てきても小物で瞬殺されるということが多いのですが、あんびさんの作品には悪役の筆致が見事で。特にびびっときたのは「化け物を捕まえて~」から鳥の例えに至るまでの部分。悪役の悪行が明朗かつはっきりと伝えられ、最後に例示があって〆る。素晴らしい流れに読みながら感動してました。そしてそのくだりはわたしのアンカーショットにも出ることになります。感動しすぎたので使わないわけにはいかないじゃないですか。
みっつめです。軽くほめちぎるはずが長くなってしまったので最後は簡潔に。
真朱がかわいいです。
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