第5話
グオオオォォォオ」
ゴブリンの叫び声が聞こえると、ゴブリンはこっちめがけて突進してきた。
「っおい大賢者!魔物はいねぇんじゃねぇのかよ!」
「私はしっかり普通のと言いました。ネームドモンスターは唯一無二の存在なので関係ありません。スキル【身体強化】を使用してください。」
「【身体強化】うぉぉぉ!」
ゴブリンが突進して来るのを、受け止める。
「グガァ?」
まさかゴブリンも、受け止められるとは、思ってなかったのであろう。
さっきの戦いでは、よけたところを追撃されたのだ。
わざわざおなじようなことをされるつもりはない。
「【剣技】【一閃】」
ゴブリンの腹部をざくりと切り刻む。
「グガァァァ」
ゴブリンが悲鳴のような、叫び声が上がる。
「グーガァ!」
ゴブリンが力を貯めてこちらに走ってきた。
先程とは比べ物にならないほどのスピードでこちらに向かってくる。
「おそらくゴブリンは、スキル【身体強化】をしたのでしょう。先程の三倍位強くなりました。」
三倍というのは、結構大きい。
先程の突進でも、実は結構痛かったのだ。
ゴブリンが俺の前で、止まる。
間髪いれずに、ゴブリンが俺のことを何度も殴ってくる。
顔、腹、腕等を物凄い速度で殴ってくる。
時折蹴りも混ぜてきて、とてつもなく厄介だ。
俺は剣でガードするが、急に速度が上がるのについていけず何度か、食らってしまう。
「ぐはっ」
腹にゴブリンのパンチが食い込み、唾を吐き出してしまう。
「【剣技】【一閃】!」
剣で払いのけようとするが、ゴブリンはよけ、さらに一発顔にパンチを入れる
「ぐはぁ、あまり好きではないがやるしかないか。
…」
俺がそう言うと空気が一気に冷たい物に変わり、肌がぴりぴりするのが分かる。
「アストレア流一ノ型【神速ノ一閃】」
稲妻のエフェクトが出そうなほどの勢いで、ゴブリンの懐まで潜り込む。
ゴブリンは反応できず、俺に首を落とされた。
「スキルポイントを100獲得しました。」
「ゴブリンが、【ゴブリンの耳】をドロップしました。」
「レベルがアップしました。」
「レベルがアップしました。」
「レベルがアップしました。」
「スキル【身体強化】のレベルがアップしました。」
「ゴブリンからスキル【格闘術】を強奪しました。」
「称号【初モンスター討伐】を獲得しました。」
「称号【初モンスターアタック】を獲得しました。」
「称号【初ネームドモンスター討伐】を獲得しました。」
「称号【初ドロップ】を獲得しました」
「マスター、さっきの剣技はすごいですね!
それでは、先程獲得したスキル、称号の効果を説明します。
格闘術
レベルに応じて格闘技に補正がつく。
レベル1十%攻撃力アップ
レベル2発動速度アップ
レベル3二十%攻撃力アップ
レベル4発動速度アップ
レベル5三十%攻撃力アップ
レベル6発動速度アップ
レベル7パッシブスキル【攻撃力上昇】獲得
レベル8四十%攻撃力アップ
レベル9発動速度アップ
レベル10五十%攻撃力アップ
称号【初モンスター討伐】
モンスターに対して与えるダメージが、微アップ
称号【初モンスターアタック】
モンスターに対して与えるダメージが、微アップ
称号【初ネームドモンスター討伐】
ネームドモンスターとのエンカウント率アップ
ネームドモンスターに対して与えるダメージ中アップ
称号【初ドロップ】
モンスタードロップ率小アップ
以上が新たに獲得した能力の効果です。」
珍しく大賢者が本気で誉めてくれる。
「ありがとう。でもあまりこの技は、好きではないんだ。どうしてもあのくそ親父の残像が見えてしまうんだ。」
「そうなんですか。
さっきの戦いでスキルポイントが100溜まり増したが、スキル【成長速度上昇・極】を獲得しますか?。」
「あぁ」
「スキル【成長速度上昇・極】を獲得しました。」
頭の中に世界の言葉が響きわたった。
ーーーーーーー
ゴブリンとの戦闘から、約2日経過した。
あれから俺は、大賢者に言われた通りに行動したおかげで【剣術】がレベル4になった。
もう少ししたらダンジョンの生成が開始される。
『ダンジョンの生成が完了しました。
ダンジョンの生成が完了しました。
これによりモンスターが、配置されます。
モンスターが、配置されます。
宝箱の設置も完了しました。』
レイベルト・ブァン・アストレア
十二才 レベル4(3up)
体力120 魔力200
力 25 速さ30
防御力 10 魔法防御 20
ノーマルスキル
【剣術】レベル4(1up)【魔力操作】レベル3【身体強化】レベル2 (1up)【格闘術】レベル1(new)
ユニークスキル
【強奪】レベル1 【大賢者】レベル1
【スキルポイント】レベル1 【成長速度上昇・極】レベル1
称号
【初モンスター討伐】(new)
【初モンスターアタック】(new)
【初ネームドモンスター討伐】(new)
【初ドロップ】(new)
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