花びらの天秤
はらはら 落ちてくる 花びらを
傾く方を 見詰めてる
ゆらゆら揺れる 銀の皿には
色とりどりの 花びらたち
丸いのも 尖ったのも
柔らかいのも 硬いのも
降ってくる先から 乗せてみた
あっちへ ゆらゆら
こっちへ ぐらぐら
さぁ 進むべきはどちら?
早く教えて
ようやく 決まりそうになったところで
また花びらが 降ってくる
私は それを
右へ 左へ
決着が 延びるだけだと
知りながら
それでも 私は やめられない
頭上を仰ぎ
降る花びらを 待ち望んでいる
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます