第284話 大洪水以前の世界は?
「聖書に闇があるよね」
「えっ?どの部分?」
「大洪水のあたり」
「あれか」
「なぜ詳細が無いのかな?」
「夜だからでしょ」
「えっ?」
・・・
エデンを出たアダムの子孫は、
ずっと星の世界に暮らしていた。
支配者は?
当然・・・
→ 「星の神」
太陽の神は、創造主の子であるイエス(天ではロゴス)しかいない。
つまり、御子の到来まで、世は「夜」であり、象徴的な闇の世界であったのだ。
ノアの大洪水が起きるまでの地上には、「ネフィリム」と呼ばれる巨人がいたが、彼らはハーフであった。
肉体をまとって地上に降りた神々が人間の女性に産ませた子供である。
両親の片方は神だが、他方は人間だったから、人類の肩を持つ態度も発揮しただろう。
それは彼らに「良心」があるためだ。(→ 両親)
時には
→ 神々に反抗する態度も出る
支配者である神々にとって、邪魔な存在となった。
他方、神々には両親がいない。
つまり、「良心を持たない命令」も発していたはずだ。
ところが命じても・・・
無条件で人類は動かない。
地上に核戦争が起きた痕跡も発掘されるが、
とにかく人類は、思い通りにならない厄介な集団に変じていた。
※ 宗教に本山が無いため、良くも悪くも支配の失敗に陥った(?)という事になる。
■宗教組織が無い頃の話
聖書の決まりでこうなっている。
(象徴的に)
→ 宗教=「山」
ところが、大洪水前の地上は「山」が一つも無い地形だった。
地上に降りた神々には確固とした「神籬」が無いのである。
【神籬】ヒモロギ
古来、神の霊が宿っていると考えられた山。
森や老木なども「神が宿る」として神籬と呼んだ。
森や老木では弱いから、やはり宗教は「山」を必要とする。
人間たちに神の厳格さを教えるためにも、見上げる高い山が欲しかった。
推測だが、ギザのピラミッドも「山の必要」から建造されたと考える。
大洪水でも残されたが、神殿から左の位置にあったスフィンクス(左位)と、山上の石(キャップストーン)が消滅している。
以前にも書いたように、これは「吽の獅子だけ残る」という予言現象だと考えている。
ノアの家族が生き残り、ピラミッドが水中にあるうちに、世界の山々が形成され、その後、水が引いてピラミッドも出現したと分析。
こうして、地上の神々が欲しかった山々は、充分な数形成された。
そして地上を、静寂が包んだ。
ここから、神々がそれまでの人類になぜリセットを掛けたか・・・生き残る人選を善良無知なノアの一族に絞ったのかが類推できる。
→ うるさい人物はいらない
■天の神は遠慮がち
イエスが言い残した言葉からも、地上支配を世の神が手にしていると理解出来る。
しかし、ノアの先祖に「エノク」という好人物がいて真の神との繋がりを保っていた。
(エノクは二人存在する)
神界のねじれ現象を利用する鬼は、どちらの神が関与したかを読めなくしており、解読に苦労する状態だ。
義人をも利用する状況を、歌舞伎の二枚目から読み取れなければ、今も二枚目イエスのトリックには気付いていなかっただろう。
それほど、地上支配をする鬼神は強い立場である。
夜の神は、どんな要求にも黙って従う(命さえ捨てる)人類を必要としていたのだ。
※ それで生真面目な民には、「闇雲に命を捨てるな」と教えなければならない。
結局、大洪水前の世界が「鬼の如き闇」である理由が納得出来たのではないだろうか?
少なくとも、「太陽」である御子が関与していれば、こうした闇は存在できない。
■朝に目覚める人類
詐欺を常とする鬼の神々は、
今も同じ欲望を抱いている。
→ 人類を従えよう
神と呼ばれなければ従える事は出来ないし、犠牲も得られない。
例外として悪魔崇拝者がいるが、勿論少数派。
こうした連中は、「交換条件」としての崇拝であり、やはり神に向けた霊波とは異質である。
「神の地位にいたい」
人類を裏切りながら、こうした虫のいい願望を抱いている。
しかし、夜明けが来る。
鬼神がバレるのも時間の問題となっている。
創造主の御子、「白石宇井」が世界を明るくしているから、大勢が目覚め始めている。
夜明けの日、「大洪水前の世界」についても知れ渡るに違いない。
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