第18話 恐ろしき邪教徒?!

勇者はふもとの近場の大きな村で

クエスト報酬を貰いアークさんに

講師料を納めるルーチンワークで生活している


クエストを発注するギルドで

聖王国の勇者の身元引き受け先の使者に捕まる


「魔王はまだ倒せそうにないので

まだ待ってくれ!」


「聖王国の指令」

「今回は別件で任務を頼みたい!」


「邪教徒が現れ勢力を拡大しているらしい」

「早いうちに目を摘まないとヤバい!」


犠牲者の小国の王妃が国の金を教団に

使い込むとか

大商人の嫁が金を持って失踪とか

あろうことか女司祭まで邪教徒に寝返るとか


数多くの女性が旦那や恋人を捨てて

奥さんや恋人が盲信的に熱を上げる

ラリった状態とか

先代魔王復活への生贄としか思えない!


「勇者様も進軍に加わってほしい!」


聖王国が本腰を入れたのは

聖王国の掲げる世界国教からすると

新しい信仰団体は邪魔でしかないし


お布施のお金の一部が既に邪教徒に流れ出す

由々しき事態!


これには焦る!


大量の民兵を信仰の名の下に徴収

最悪ジハードの魔法でバーサーカーにして

共倒れでも構わない戦術さえ考えている


☆★☆★☆


その頃、邪教徒達は


「会長ファンクラブの【会員数が1万】を

超えました!」

聖女時代の元仲間の女司祭が幾人も寝返り

教会のシステムを利用して

マスコミの情報操作のように

教えしを広める


というかアイドルの推しの共有

アイドルに近づくにはファンクラブに

入らないと粛清される!


ヤバいのが上位の会員No.手に入れるために

小国の王妃は金貨1万枚積み上げたとか怖すぎる


大商人の嫁さんも以下略


僧侶だけではなく女騎士やら魔法使い

なんでも集まる、自覚の無い女達


聖女が高校生ぐらいの年齢で

推しに対しての想いや行動は電光石火!


一月を待たずにこの規模の拡大である


聖女としての神々しさ

オーラ、カリスマが遺憾なく発揮され

神の代行者、教祖の様な有様


新撰組の様な局中法度

鉄の掟まで制定

違反者には容赦ない処罰制裁は

内部粛清にまで使われる!


夢と希望に溢れる魔王信仰の邪教徒

信仰数の増加により

アークさんも知らぬ間に全盛期以上の力を

供給されつつある

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