別に……たいしたもんじゃないんだけど。

斎藤遥

はじめに

 こんにちは。

斉藤遥でございます。


 ド田舎の小さな書店で細々と働いています。

上司も先輩方も優しく、よっぽどの時以外はゆったりな所なので、力を抜いて働けております。


1年前からビジネス書担当になり、自分で発注から返本まで出来るようになりました。


より本のことを知ってもらい、買っていただくて、POPの勉強を始めました。


練習もしてから、売り場に貼り出したんですが。


ある先輩から紙がダメだと言われました。


挙げ句の果てに『ちゃんと勉強してからにしなさい』と。


ネットでも調べたし、本を読んで書き方を練習したんですが!


やり直してからまた貼り出したら、別の先輩から指摘が。


「そもそもPOPの意味ないから」


ああ、ここはPOPは貼っちゃダメなんだと諦めました。


 でも、そんな私がここに載せようと思ったのもPOPでした。


なにも言わなかった先輩が手作りPOPをたくさん貼り出したのです。


あんだけ言った2人も褒めるばかり。


確かにシンプルで素敵ですから。



 ならば、たいしたことがなくても、見てもらおうと、キャッチコピーで勝負したいと思います。

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