久々利の、視線と、メッセージカード、そして暗号の文章の三行のみで二人を翻弄していく様がかっこいいですね。商店街の地味なイベントのはずが面白さと緊迫感があって楽しめました。また暗号と推理小説の復習をした感じで満足です。
さて、久々に病院坂を読みたくなり、小説は古本屋に昔打ってしまったので、アマゾ〇プライムで見て見ようとおもいます。

主人公たちが他者視点で描述されているのがとても面白かったです。八つ墓村の書き方を思い出します。周りの人たちからすれば名探偵の言動なんて常軌を逸しているんでしょうね‥‥。はたから見ると迷惑な物言いが面白い。女性を止めに行くところとか心情の独白部分がなくてもキャラクターの個性が出て面白かったです。後半、目の前でどんどんばらされていくのは見ていて面白いですね。

お兄さんの優秀さがかっこいいですね。前のクラブといいマイクロフトの立ち位置でしょうか。芽衣子に着信拒否されているのが芽衣子の苦手意識が如実に表されて面白いですね。

金田一シリーズのあの戦後の混乱期で起こる事件の空気がたまらなく好きです。
第三次世界大戦の後という設定でその空気を醸し出されているので大いに嬉しく思いました。またインド帰りだといったセリフがアフガン帰りですねと読み間違うくらいにポーやドイルなどの雰囲気もあって安心できます。