第52話 手
誰にも求められていないような孤独感と
どこにも属せないような疎外感
不思議と湧く寂寥感は誰にも話せない
生み出したものの儚さに思わず絶望してしまうのは自分の脆弱な精神の所為
繋がれば繋がるほど孤独を感じ
知れば知るほど苦しみが増えて
己の歪を思い知る
眠れぬ夜の子守唄
喪失感さえ、僕を責める
耳が痛くなりそうな程、うるさく鳴く虫たち
孤独と共に生きようとしても到底無理だと囁いて
伸ばされた手は掴んでる
しっかり握りしめてるよ
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。