No5_2020.08.08

「何でいるの?」


綺麗な満月の下で、怪獣の火炎袋から着想を得た、超小型バーナーの上にある湯気立つ鍋でレトルト袋を2つ温めていた。


「デートを断ったの」


「噂の高級ディナー?」


「いいの、味がないか塩辛いかだし」


空にした黄色い鍋に中身をあけて、牛丼が完成。


「怪獣退治が先」

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