消滅都市

 解けていく街は

 1と0の形をしてた

 薬草をすり潰したりして僕らは待ってた


 とっくに止まった

 意味のない

 昨日、今日、明日が

 動き出すのをどこかで待ってた

 そこにあるはずなんだ

 でもそれは

 僕らごとなくなる

 誕生日さえ迎えられずに

 だけどどうして僕らはここに居たんだろう


 1になり0になるいつか有限の繰り返し

 痛みをどうか忘れないで


 旅人達は

 もう居ない

 得体の知れない目は僕らだって同じだから

 いつから

 いつから

 君の顔が見えない


 おやすみ

 おはよう

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