質問に答えてみました

３つの質問応えてみました（自主企画「（週刊カクヨムコラム企画） 訊いてみたい3つの質問 シリーズ5」参加用）

Q1　尊敬する作家さんは誰ですか？

何人も居ますが、一番は宮沢賢治。独特の言い回しや表現、イーハトーブの世界観、ちょくちょく入ってくる訛り、そして賢治の人柄、全部が好きだし尊敬出来る作家だと思います。

Q2　その作家さんの作品を見て、勉強になったこと、心動かされたこと、等、何か影響をうけましたか？

まず初めて物語って面白いな、と感じたのが賢治の物語でした。そして賢治の書く童話の登場人物達からは切なさや儚さ、そして優しさや強さが感じられることが多くて、読んでいて賢治の世界の中に引き込まれる様な感覚があった様に思います。が、例えば「ビジテリアン大祭」の様に賢治が読者に語りかけてくる様な作品もあって、語りかけ方は一つじゃないんだ、というのも学んだことでしょうか。また、賢治の生き方や思想を知ってから改めて読むと、主人公や主要人物に彼の想いが現れている様に感じられて、自分が書くものでも登場人物に自分の想いや願いを乗せるようにしています。

Q3　Q2までの作家さんの作品でなくても良いです。一番好きな名言を教えてください。なぜ好きかも教えてくれると嬉しいです。

いくつも好きなことばはあって、どれが一番かなかなか決められないので、その中で最初に頭に浮かんだものを。

「『抜けないことが明らか』だからって オレが『努力しなくていい』って事にはならない」

これは、「3月のライオン」という作品の中で、島田さんという棋士が言ったことばです。これは私自身凄く納得できることばで、自分自身を鼓舞させてくれたことばでもあります。世の中には天才とか化け物レベルの人が居て、どれだけ頑張っても敵わない様な人というのが居ると思います。が、だからといって自分が頑張らなくても良い理由にはならない。受験でくじけそうになった時に意識していたことばということもあって、私の中では印象にも残っています。

ここまで読んで下さり、ありがとうございました！