第18話 商売繁盛!!


次の日、、、

現在時刻は8時だか、また昨日と同じくらい並んでいる。もう8時半でいいかと思いながら今日もオープンする。

すると昨日ほどではないが沢山の人が買いに来てくれ昨日ほどの勢いではないが着実に売れていく。だがシャンプーや石鹸などは思ったよりも売れない。値段はどれも銀貨1枚ほどなので高すぎと言うことはないと思うのだが売れない。不思議に思いお客さんに聞いてみると、、


「石鹸なんかは今使ってるものがあるしそっちの方が安いからな、いらねーんだ」


そう、この世界には石鹸がありそこまで需要がないようなのだ、だが日本のシャンプーや石鹸を舐めてもらっては困る。昼過ぎには店を閉め、魔道具屋に向かう。そこでお湯が出る火と水の魔道具を購入しお店に設置、さらに現代に戻りパイプとシャワーヘッド、ホースなどを購入し取り付ける。建築の大学に通っているので物作りはとても得意だ。さらに椅子と流し台を購入し異世界に取り付ける。

そう、イメージは美容室にある紙を洗ってもらうスペースだ。さらにポータブル電源とドライヤーを持っていく。


完成したあと次の日の仕入れを済ませ早めに眠りにつく。次の日、、、

8時過ぎ、お客さんは10人ほど並んでいる、一人を捕まえ皆を中にいれシャンプーを実演する。人にやってもらうシャンプーやドライヤーほど気持ちいいものはない。さらには髪の汚れが落ちる落ちる。ツヤツヤになった髪を見てお客さんは驚き広めてもらうことにした。

すると次の日からシャンプーや石鹸は飛ぶように売れ大繁盛。こっそり貴族なんかも買いに来ていたそうだ。

もともと俺は忙しいのは嫌いなので冒険者ギルドにて依頼を出す。そう、アルバイトの募集だ。販売スタッフを2名、女性と男性を雇うつもりだ。

なんでもこの国には奴隷制度がないらしく、そのかわり契約魔法をギルドの職員は覚えており犯罪を犯した時や人を雇う時に使用するらしい。

募集してすぐに人は集まり軽く説明をして次の日の商売を任せることにする。大体お昼過ぎには店を閉めるつもりなので8時半から13時までのバイトで大銀貨2枚という好待遇だ。

その調子で午前中は商売、昼からは冒険者ギルドの依頼やレベル上げ、その後に仕入れと商品を並べる。そんな日々が続き開店から僅か7日間でおよそ金貨70枚、日本円に換金すると約1億1千万を超えたのであった。


そう、一週間で、、、つまり現実の時間で、5時間で、、。

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