(二)―16
戸手はボディーガードの男に一発発砲したまま動けなくなっていた。
さらに近田は横尾と道上にもそれぞれ一発づつ体に発砲した。近田は「死ね死ね!」と叫びながら二人に交互に発砲を続け、二人に合計一〇発撃ち込んだところで弾を撃ち尽くした。
耳に手を当ててうずくまる女の子たちのすすり泣く声が聞こえ始めると、「行くぞ」と近田は戸手と高木に言い、カウンターのそばから厨房への入口を通り、厨房の奥にある裏口から店を出た。
(続く)
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