第56話 帰宅

アズちゃんとの名古屋デートは夜遅くなった為にホテルで一泊して(もちろん別の部屋)翌朝帰ってきた。

俺の家の前には怒ってるミウと正座させられてるダイキがいた。

「おはよ、ミウどうしたの?」

「リョウくん、お早いお帰りですね?私はお泊まりデートって聞いてないよ。」

「ああ、名古屋まで行ってたから遅くなって帰ってこれなかったんだよ。」

「名古屋!なんでそんな遠い所に。」

「お城見に行ってた。いや~楽しかった♪」

「し、しまった。アズサさんにやられた。」

「ミウどうしたの?」

「ううん、リョウくんお城好きだもんね。今度は私と行こ?」

「いいね、どこ行こうかね?」

リョウは上機嫌で浮かれていた。

「リョウ、助けて・・・足が痛い。」

「うん?ダイキ何してるの?」

「お前が朝帰りするからミウちゃんに説教受けてるんだよ!」

「でも、その心は?」

「ボーナス期待できるよね?」

「ダイキくん、反省足りないよね!リョウくんのお城好きアズサさんに教えたでしょ!」

「あちゃ、バレた。」

「しばらく正座してなさい!」

「まあまあ、ミウ。おかげで楽しかったからダイキを許してあげてよ。」

「リョウくんが楽しんだのはいいけど、よくないの!」

「どっち!」

「むう、私は怒っています。ナデナデを要求します。」

「わかった、わかった。家に入ってからな。」

俺とミウは家に入る。ダイキをおいて・・・


「さて、帰るかな。しかし、リョウは誰を選ぶ気かねぇ~おっ、臨時ボーナス・・・300万!えっ、アイツマジで何したの!やべぇ気になるなぁ。今度聞くか。」

ダイキは痺れる足を引きずりながら、帰っていった。

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