第7波 〜雨籠〜

生温い風が吹く

1人の部屋に散らかった部屋

鏡に映る自分を見て

虚しくなるのは何でかな


気が付くと話す回数も減った

目も合わなくなった

会わなくなった


全部夢だったんだ


この感情をぶつける相手は

何処にも見当たらない


もう少し話してたら

もう少し会っていたら

綻びに気が付けたのかもしれない


今更遅い

何もかも終わってしまった

元の生活に戻るだけ

そう言い聞かせる


雨は止まない

いつまでも降り続けている


空は青い

嫌になるくらいに

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