#RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます

上山水月著『BLACKSMITH vol.2: Parallel Paradox』

作品概要

　四国の北東に位置する高天市で、自衛隊員の矢上朔弥と友人の戸塚はパトロールをしていた。警察官の人員では足りないほど、連続失踪死亡事件が後を絶たないためだ。

　そんな日々の中訓練で向かった孤島の廃村で、二人はあるものを見てしまう。それは甲殻類を思わせる怪物だった。訓練に赴いたほかの自衛官たちは、その異形の怪物に襲われ班長含め死亡してしまう。

　この悲惨な状態に動揺しながらも、二人は自衛官らしく状況把握しようと努めていると、空から軍服らしき服に身を包んだ若い女性が落ちてきた。

主人公の12星座イメージは？

　矢上朔弥は、自衛隊員です。自衛隊員そのものは鉄（武器）や力そのものを表す牡羊座のように思えます。

　では矢上自身はどうでしょうか？　矢上自身は、人の顔色や周囲の環境の細部にまで気を配ります。細かい部分に気を配れるのは、細やかさや清潔面を現す乙女座です。ちなみに乙女座の適職に人々を気遣う仕事でもある公務員もあります。　

主要舞台の星座イメージは？

　ここでは序盤の舞台となる、孤島の廃村に注目したいと思います。ここは人がおらず、なぜか動物たちすらほとんどいない場所です。周囲の状態の説明からも、廃墟の島といってもいいでしょう。

　そしてこの島には甲殻類を思わせる化け物が潜んでいました。廃墟と甲殻類ということで、ここでは破壊（廃墟）と再生（生物）を表し甲殻類にも似ている蠍座を推したいと思います。

文体の星座イメージは？

　基本的に物事の説明が多く、どれも密度が濃い印象を受けました。そのため乙女座のような雰囲気を感じました。周囲を細かく観察しているように思ったためです。

まとめ

　作品としては勧善懲悪を表す牡羊座をテーマに出した作品のように思えました。序盤で矢上は新しい武器のようなものを得ますが、それ自体は水瓶座のような人工的なメカニックのようなものです。

　そんな武器を手にしてどんな風に変わっていくのかが楽しみです。

素敵な作者さん情報

上山さんはカクヨムとツイッターで活動なさっています。

次回予告

　紫麻さんの『カルキ抜きの人魚』です。

この企画について

　企画の進捗についてはツイッター内のハッシュタグ、 #RTしたあなたの小説を12星座に当てはめます第一弾進捗 　をご覧ください。