卒業
坂井実
いつか迎える日
ようやく迎えた卒業の日
今までの思い出がふとよぎる
旅行に行った事も遊んだ事も
私にとってはかけがえのない
宝物になったね
あの頃に通った喫茶店
友達と話をしながら
いつまでも会えると思っていた
これからの進路を知らないままに…
校歌を歌い終えて
卒業証書を渡す
涙が出て 止まらなくなるよ
あの日の教室に 飾られている
写真が頭を駆け巡る
黒い筒をその手に持ち
集合写真を撮る
一緒にいた日々を 胸に抱いて
「また会おうね!」
と手を振って 扉がしまって
電車をそっと見送った
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