第9話 救済活動の出発地点
今俺たちはスレインの部屋(副マスターの勤務室)にいる。剣の勇者様の情報を集めるためにどこに向かうかを検討していた。
「ん~まず東はないとして北か南か西かな」
「なラ、南いきませンか?そコになにかあル!」
「え……?ピンキーじゃんどうしてここにいるわけ?」
「スレインがこまっテるって言ッてタからぁ」
突然事務室に現れたピンキーは南に行きたいと…
「私は西がいいかな。西にある王国ジャスファイア王国には確か医療具の勇者様がいたはず。なにか知ってるかもよ?」
「ボクも同じ意見です!」
モモとネロは西がいいと…
「んん~…色々言ってもらって悪いけど私は北に行きたいな…そこに私の故郷があるの、詳しくは言えないけど絶対に助けになるから……」
スレインは北に、、か皆見事にわかれたな…さてどうしたもんか。ピンキーは置いておいてモモとネロの考えたこともわかる…ただスレインの言葉も気になるな。
「リンはどこにいきたいとかある?」
う~んピンキーは元魔物、野生の勘とかが働いてるのかな…ただ剣の勇者様と同じ勇者様がいる国へ行くのは少し危険が伴うがいいかもしれないし、何かヒントがあるかもしれない。けどスレインの故郷か…そして『絶対に』か、一種の賭け見たいになるけどここは信じてみるか。ただな、う~ん…
「俺は―――――――――」
あれからスレインの持ってきた
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