数多の誰かの物語

『数多の誰かの物語』牧野 麻也様


https://kakuyomu.jp/works/1177354054885036610



物語の語り手は諸国を旅する「僕」。

主人公は「僕」ではありますが、物語を紡ぐのは「僕」が出会った人たちなのです。


こういう構造のお話、私は大好物です。「僕」の登場パターンがお約束になってるのも読者にとっては楽しいですよね。これぞ良テンプレ。


舞台が砂漠だったり極地だったりするのもいいんです。その土地その土地の風土があって因習があるっていう。「僕」はやるせない思いも悔しい思いもするけれど、傍観者でしかないっていう。

各話の後に差し込まれてる「夢を見た。」って総括的な短いエピソードがまたすごくいいんです。目から汁が……


ぜひぜひ! 続編希望です。ぜひ!

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