　書き出しにもあるように、多くのことに決着がついた後に書いたものです。具体的には、本文中にも書いてありますが、ボルトザールの仇討ち（荒野攻略時に達成）と、セリーナとルーの依頼（平原、山岳、湿地、荒野の魔域の攻略時に達成）です。この内、仇討ちは魔神反攻作戦への参加へと誘導されるようになっているのですが、依頼はそうではありません（冒険を続けてもいい、というようなことが書かれているだけです）。しかし、流石に途中でキャンペーンを抜けたいPLはおらず、セリーナとルーはこの後もパーティメンバーとして活躍することになります。作者のキャラクターであるチェルシーの目的の達成には、もう少しだけ時間がかかることになります。

　本文中に、守人キャラウエイ（シナリオ中に判明しますが、守人カティアの実質的な仇であり、かなりヘイトを溜めやすいキャラ性をしています）に範囲攻撃を浴びせた、という描写があり、チェルシーがそれに関して反省していますが、実際のセッションでは

「こいつ前にいるの邪魔なんだけど、範囲攻撃に巻き込むし」

「こいつクズだし別に巻き込んでも良くね？」

「じゃあ痛い目見てもらうか」

　という感じで、割とノリノリでした。それでもキャラウエイは最後まで気絶すらしませんでしたが。