俺のオモチャ箱へようこそ

小林

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毎日、朝夕二回の戸田さん家のショータローの散歩と、週一回の岡部さん家の庭の手入れ、あとは商店街の掃除とか、その他なんでも。

それが僕の通常業務。職場の従業員は二人だけ。

給料は決して良いとは言えないが、競争社会では生きていくことが出来なかった僕にとってはまさに天国のような職場だ。街の人たちも優しく、この仕事に就けて本当に良かったとつくづく思う。

毎日がこれほど幸せに感じたことはない。

それもこれも、会社をリストラされ途方に暮れていた僕をこの「何でも屋」で雇ってくれた所長のおかげだ。

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