古代ローマのタコ焼き器

ネットをぶらぶらしていたら面白いものを見つけた。大英博物館のツイッターにつぶやかれていたそうだ。



古代ローマの調理器具を紹介していたそうだが、その形がどう見てもタコ焼き器なのだ。写真が載っていたので見てみたのだが、本当にタコ焼き器にしか見えなかった。青っぽい金属製の鉄板みたいな感じで、青銅なのだろうか?長方形でタコ焼き器みたいな穴が6個あいている。手で持てるように長い取っ手が一つ付いていた。博物館によると、それで古代ローマの人達はケーキやロールパンを焼いていたそうだ。日本人からはタコ焼き器にしか見えないなどの突っ込みが沢山入っていたそうだ。確かに見るとタコ焼き器だ(笑)



古代ローマの人達はどんなケーキやロールパンを食べていたのだろう?形が粉物系なのでなんとなくタコが入っていたりしてとか思ってしまう。ホットケーキみたいな生地のパンとか想像してみる。小麦粉も使っていたみたいだから、ホットケーキみたいなパンの中からタコが出てくるとか?どうもタコが頭からはなれない。



調べてみると、古代ローマ人は朝昼晩と三食食べていた。パン、果物、チーズ、卵、ウナギ、ひよこ豆やレンズマメのスープ、オリーブ、お粥、乾燥肉などを食べていた。庶民は割と質素に暮らしていたらしい。外食も盛んで、よく軽食屋や居酒屋に行っていた。豪勢な食事がしたい時はテルマエ(公衆浴場)に行って、富裕層と仲良くなると晩餐会に呼ばれることもあったとか。


古代ローマ人富裕層はケーナと言う夕食に庶民を招いて晩餐会をしていたらしい。選挙などの人気取りのためだったようだ。参加者は寝ころびながら食事し、食べかすや貝殻、動物の骨、エビの殻、果物の種などは床に落としていた。そして掃除はしないそうだ。拾ったり落ちたものを食べるのは死霊の祟りにあうとして恐れていたらしい。なので床にタイルでそれらの物を描き、死霊の魂を鎮める効果があると考えられていた。



床に落とすって、部屋が臭くならないのだろうか?虫が湧いたりしない?掃除すると死霊の魂や祟りがとか考えられていたみたいだが、衛生面で良くない。かえって感染症や食中毒などになりそうな気がするのだけど、どうなのだろう。自分が死霊になってしまうよと教えてあげたい気分になる。






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