カフェに行きたい
カフェに行きたい。以前は週に2、3回はカフェに行ってお気に入りの飲み物を飲みながら読書するのが私の至福の一時だった。コロナ禍でもう7ヶ月くらいになるだろうか。今はカフェを横目に通り過ぎるだけだ。
待ち合わせの時間つぶしにオープンカフェのあるところに行ったことはある。何となく以前みたいに楽しめない。テイクアウトすれば良いじゃないと思うかもしれないが、それとはまた違う。家で飲んで読書してもあの空間とは違う。うまく言えないけど、なんか違うのだ。読書したり、勉強したり、お喋りに花を咲かせたり、みんな思い思いの時間を過ごしているあの空間に自分もいるのが良いのだ。日常の中のちょっとした非日常という感じ。それが楽しい。
この前、調剤薬局に薬を貰いに行った。すごく混んでいて、40分待ちと言われた。薬局で待つのも怖いので、隣のスーパーで買い物でもしようとそっちに行く。ちょっとした休憩スペースがあり、自動販売機で飲み物が売っている。ここで時間を潰すことにした。
テーブルにはパーティションが立っていて、コロナ対策がしてある。私は緑茶を買い、そこでスマホを見ながら時間を潰した。密室空間なので、なるべくマスクは取りたくない。お茶を一口飲むごとにマスクを付けたり外したり。気にしすぎかなと思うけど、どこで拾うか分からないところが怖い。
私は子供の頃、喘息持ちだった。今はたまに出る程度だけど。たとえ運良く?無症状だったとしても、その他の誰かに移してしまうかもしれない。家族に移せば、学校に広がり、塾にも広がり、職場にも。それが怖い。重症化も怖い。
早く以前のように何も気にせずカフェに行きたい。マスクも除菌も、パーティションも必要無くなれば良いのに。それともこれからはずっとコロナと共存の時代になるのだろうか。とにかく安心して気持ち良くカフェに行きたい。
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