シナリオスクール
毎日何かを書くようにしている。何も思い付かなくても、とにかく書く。
二十歳くらいの時、ラジオ番組のちょっとした小咄の投稿で何度か読まれたことがあり、それから書くことが楽しくなって、シナリオのスクールに通ったことがあった。そこは、大学のゼミとまではいかないけど、数人のプロのシナリオライターの人が先生をしていて、先生を囲んで生徒が6人くらい、一つの教室に何グループかで授業をしていた。みんなそれぞれ家で書いてきたシナリオを生徒全員で読み回し、意見を言い合う。SF物、時代劇、学園物、不倫物等、1時間番組設定と言う条件のもと、それぞれ力作を見せ合った。みんな結構お互いの面白い場面、気に入った場面などを褒め合ったりして、和気藹々とした中でも、「ここの場面ではこんな動作はしないでしょう。」とか「こんな人いないでしょ。」「そんな人はこういう動作はしないでしょう?」とか、先生の意見でピリッとした緊張感もあり、そこで気を引き締めるという感じだった。
何本か1時間ドラマのシナリオを書き、先生に読んでもらい、ある時少し直すのだけじゃなくて1本丸々大幅に直してくるように言われたことがあった。二十代そこそこで、恋も社会も知らない人生経験の無い私は煮詰まってしまい、また就職したばかりで、そっちの仕事が楽しくなってしまい、文を書くということから離れてしまった。時々、先生たちのドラマをテレビで見るくらいで。
あれからかなりの歳月が経ち、また文を書きたくなった。これからは、ゆっくりのんびり無理しない程度に書いていこうと思う。
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