大好きな君へ
大好きな君へ。
いつもボクの傍には君がいた。
ボクが嬉しいときは君も喜んでくれたし、
ボクが辛いときは一生懸命励ましてくれた。
でも、どんなに辛くても君は絶対にボクには涙を見せなかった。
どんなに、どんなに辛くても・・・。
でも、そんな君が初めてボクに見せた涙は
ボクが君に「別れよう」と告げたあの日だったね。
その時ボクは初めて君の涙を見たんだ。
あんなに泣きじゃくる君を置いて行くのはとても辛かった。
君はボクが「別れよう」と告げた理由は聞かなかったよね。
辛くてそんなこと聞けなかったのかもしれない。
だから、今言うよ。
怖かったんだ、あんなに恐ろしいほど君とうまくいっていた。
だから、あんなこと言ったんだよ。
でも、すごく後悔してる。
本当に君の事好きだったんだ。
誰よりも、何時も、何をしていても、君の事を想っていた。
今でも本当に好きなんだ。
そんな時、君から結婚式招待状が届いたんだ。
その時ボクは、あのときの君みたいに泣きじゃくった。
涙が止まらなくて、自分でもビックリしたよ。
あんなに泣いたのは初めてだった。
それに、泣いてて辛かったのは初めてだった。
きっと、何時も君は僕の傍で励ましてくれていたけど、
その時初めて君の居ないところで泣いたからだよね。
今でも好きだよ・・・。
だから、こんなこと言うのは辛いけど、本当に好きだから言うよ。
「結婚おめでとう」
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