《旭日のレベッカレッカタンス》女
ウゴカッタン
超速解決撃破せよイワン軍団! 戦え最強のジャポニズム!
トンネルを抜けたら、そこはイワンの国だった。
「わーどこもかしこもコルホーズね、あいつこいつも冷凍催眠」
「なにいってるの、パリンコ・モデロイオ、メガネくもった?」
「わたしには未来が見えるのよ、やたら薄い本ばかり描いてないわ!」
「薄い本! あれね! アメコミ!」
「いやあねえ、アメコミは薄い本じゃないわよぉ」
まるでイワンの国を否定するような態度を取った時点で、
このロシア本土から北方領土を介して北海道と本州をつないでいる地獄電車スターニンが黙ってない、
スターニンとはシベリア忍者のスパイで体を毎日鍛えながら、全裸で冬山登山をやってのけて、気づいたらナチの将校を那智の滝で修行僧にしてたという、おそろしいイワンでありまともに戦って勝てる相手ではないし、今のソレソレ連邦の一番偉い奴で、時々冷凍催眠から起きて思想犯罪者をシベリア送りにするという、五体無事に故郷に帰れた思想犯はいない。
そんなスターニンで資本主義的な薄い本の話どころかアメコミの話をしてしまった時点で、レベッカレッカとパリンコ・モデロイオの運命は決定していたのだ!
「パリンコ! 見て! イワンの馬鹿よ!」
「ほんとう! はじめてみたわイワンの馬鹿!」
イワン2020号からイワン2031号が突然現れてめちゃくちゃ厄介、
さすがのレベッカレッカもイワンが既に機械人間ロボットを労働人口に数え始めていたとはビビったし! パリンコ・モデロイオはイワンのバカップリングでスケート選手の生もの本に手を出していたというからそれはそれで大罪びとだ! どうする!?
「ブイーン、ウォッカ大好きモロトフカクテル!」
「燃やしちゃえ!」
「待ってレベッカレッカ! ここは列車の一般席! ここで火を放ったら!」
たちまち煙は社内を覆って、業火が燃え盛る!
「やばいわ! この列車、終わったわ! 爆発する―!」
「間に合った!」
炎に包まれる地獄列車スターニンに横付けしたメルセデスSクラスベンズは黒塗りの高級車で、中には妙齢の紳士とお嬢様とお付きのものたちが乗っていた。
「飛び乗って! 共産主義は絶賛炎上中よ!」
「って窓からどうやって飛び乗るのかしらね?」
「知るも知らないものない、パリンコ・モデロイオにキック!」
蹴りだされた黒髪ロングポニーテールの清楚系はそのまま黒塗りの高級車に飛び込んで、そのあとに百段階ブーストした魔女っ娘レベッカレッカが転がり込んだ。
さすがメルセデスベンズ! 列車の客席より広い豪華なシートだ!
「イワーーーーーーーーーーーーーン!」
イワンの馬鹿は爆発炎上して地獄列車スターニンは地獄送りになった!
「ふっ絶賛協賛中のイワンどもがバカンスに日本を使うからよ」
「へえ、日本ってイワンの国じゃなかったんだ」
「わたしも、てっきり日本ってイワンの国だと思っていたわ」
「馬鹿を言ってはいけないわ、私たちは交響軍! イワンの馬鹿から日本を取り戻すためにレジスタンス、さあイワンの奴らが空から空爆してきたわよ! 」
恐ろしい数の爆撃機が、地獄列車スターニンの証拠隠滅が為に爆撃しまくる、やはりイワンの馬鹿の力を感じる、あの爆撃こそが世界で最も恐ろしい軍隊那智の滝を撃滅したシベリア忍者の強力な火遁の術なのだ!
「とりあえず名乗ろうよレディ!」
「おっとそうだったわね私は、二階堂有栖!」
「002渋川秋水」
「003M・Y」
「004室部二三雄」
「005菊田っ重五郎」
「普通の人、安東将英」
全員揃って! 交響軍!
ドカーン! 空爆が背後で爆発して、
黒塗りの痛くなったらすぐセデスが疾駆する!
「私はレベッカレッカぁああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」
「私はパリンコ・モデロイオぉオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお」
ドカーン! 空爆が背後で爆発して、
イワンの爆風が何もかもを飛び散らかす、さすが北方領土の支配者、全人を鎌とハンマーでぶちしばく、粛清の鉄槌、やばいツァーリボンバーが来るぞ!
「やばいわ! 核よ! あいつら水爆で証拠隠滅をはかるつもりだわ!」
「あの大きな飛行機が核を落とすんです?」
「そうよ! パリンコさん! そして何をする気!? レベッカレッカ!? 」
「爆発は炎! 炎は我がパワー! そこで見てるがよい小娘よ! 」
空から落ちてきた鉄槌! たちまち起こる爆発と震撼!
轟音と共に熱球が肥大化し! 衝撃波が北海道の大地の原生林をなぎ倒していく!
ツァーリボンバーを喰らった相手で生きていたレジスタンスはいないのだああああ!
「というか那智のレジスタンスは分かるけど、協賛のレジスタンスもいるものなのね、っていうか協賛自体がレジスタンスみたいなものだと思ってたけど」
「馬鹿言わないでレベッカレッカさん! あいつらは武装ゲリラを指揮してあらゆる国を弱体化して後で進行して吸収してを繰り返すこの世にあってはならない最悪の力を手に入れたシベリア忍者なのよ! 影の軍団! 」
核兵器喰らっても平気なんかい! お前ら!
「あ、見て、核のキノコ雲から何かがやってくるわ!」
「みんな、息してる!? あまりの展開に青筋立てて血の気引いてるけど、
とりあえずこの戦いに勝つのよ! レベッカレッカに続いて!」
交響軍のメンツでもさすがに厳しい展開だ!
「俺たちはイワニノフとイワノフスキー! イワン軍団最強の!
核戦士だ!」
「そうだそうだ! 兄者と俺は核の時代でも平気で戦闘を継続できる核戦隊を指揮するロボット軍団最強の一角にして鋼のサイボーグなんだぞ! 」
もう正直、どうでもいいぜ! こんなやつら!
「!? 安東将英!? あなたは普通の人って呼ばれたことで怒りを感じて!
まさか大納言邦彦公の小豆で作ったオハギを投げつけるつもりじゃ! 」
「小豆で作った鬼をつくるオハギ! このオハギを喰らえええええええええ!!!! そりゃ! 200kmの速球でトドメだあああああああああ!!! 」
どうなんだこれ?
小豆はもともと、原始時代から伝わってるので原子力である、原初小豆とは太陽であった、小豆は小さい、つまり太陽以上に高効率の核兵器を表す、そんな小豆を凄い貴重な砂糖で甘くしてあんこにして焦げないように頑張って最終的にオハギにしたら、そりゃもうオハギの中にあるすべての原子をエネルギーに変換して!
「うわはははは! 何がオハギだ! そんなものツァーリボンバーより強いわけが」
ある! ツァーリボンバーや既存の核兵器は内部に含まれる原子をエネルギーに変換するメカニズムが完ぺきではないが、このオハギの威力は威力は!
ツァーリボンバーの5000兆倍メガトンでまさに究極無比だ!
オハギドカーン!
「ば、バカな! オハギが! オハギがすべてを終わらせるだとぉおぉぉっぉぉおぉぉぉぉおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお!!!!!!」
イワンの馬鹿は全滅した! 勝ったぞ交響軍!
そしてここは宇宙!
メルセデスベンズは宇宙船だったのだ!
「まさかオハギに宇宙を創るエネルギーがあったなんて
魔女っ娘よりあんこのほうが強いわけだわ」
「パリンコ! メガネ! 言っとくけど炎は全て、
私の支配下に置かれてるのよ!」
「ありがとう、助かったわ二人とも、この二階堂有栖、
恩は決して忘れないわ、でもまだこの並行宇宙のどこかに、
イワンの馬鹿が蔓延ってるかもしれない、必ずすべての馬鹿を、
私たちは倒してみせる!」
戦え交響軍! 資本主義の未来は君たちに掛かっている!
fin(なんかすごい銀河系をバックにしながら)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます