ある日美少女たちがやってきて、俺をガチで奪い合うんだけど

沢山そらい

プロローグ

これから、憧れのゲームヒロイン、レイカと、カフェデート。


「待たせてすまない」


!?

レイカの恰好は、フルアーマー。中世ヨーロッパな感じの、銀の鎧。


「あ・・あの」


周りの大勢の注目を浴びる。俺は恥ずかしくなる。こんな恰好じゃ、さすがにまずい。


「い・・一旦、外に出ようよ」

俺は腕を引いて、陰に隠れる。目立ちすぎだし。


「レ・・レイカさん?その鎧って?」


「乙戸、知っているだろう?君が買ってくれたんだ」


「そ、そうだったね、でもここじゃあ、ダメだよ」


「なに?どういうことだ?」

近くの洋服屋に向かう。


「気に入った服はあるかい?」


「なんだこれは?こんな服装では、敵が攻めてきた時、戦えない!」


「て・・敵なんていないから、ここにはね?」


「知ってるだろう?乙戸も戦争を!一緒に戦ってきたじゃないか!」


ああ・・ゲームの中ではね。困った。


こうして、俺の人生は変わっていく。

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