ぷらす

ぷらす2の悲しさを誰も理解してはくれない

話しても話しても

せめて5はないとダメだって


3と3を足して6になっても

3と3で別々だから、6じゃないんだって


ぷらすの嬉しさで

悲しさを打ち消せるはずだって

言われたけど


どうしても、嬉しさと悲しさが噛み合わない


君の電卓はポンコツだって笑われて

その笑顔の屈託のなさに驚いて

7の痛みを感じた


僕の電卓は電池切れなのかな

太陽を浴びたらちゃんと動くのかな


僕は計算が苦手だ

何度やっても計算が合わない

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る